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芦屋洋館秘話 ハウスメイドの献身ご奉仕
第5章  ハウスメイド 志保

 慶一は、挿入したまま、志保の腕を自分の首に巻いて上体を起こし、その両足と腰を抱きかかえてベッドまでの数歩を歩き、ベッドに倒れこんで志保を組み敷いた。そして、唇を合わせ、しばらくの間、愛おしむように舌を絡めた。やがて、激しい往復が始まり、志保は目を閉じて、この2ヶ月を取り戻すかのように、慶一の男根の動きを感じ取った。

 慶一は射精し、志保は、慶一の腕の中で、秘部の中が温かく満たされていくのを感じた。そして、広島を出て、シンガポールに渡り、今、慶一を追ってこの洋館に辿り着いた自分の運命を想って、少し涙を流した。

 慶一が挿入を解くと、志保は、慶一のバスローブと、ソファー近くに落ちたショーツを手に取って、洗面室に入って身繕いし、キャビネットから慶一のパジャマと下着を取り出して寝室に戻った。その時、有香から<寝室でのご奉仕の時は、ご主人様が部屋に戻っていいと仰るまでは、勝手に身繕いしないで、添い寝してるのよ>と教えてもらったことを思い出した。 「ご主人様、すみません。お許しのないまま服を着てしまいました。」

 慶一はまた笑いながら答えた。 「はいはい。もうお部屋に戻りなさい。今日は、朝に空港に着いてから長い一日だったね。お疲れさん。志保さんの初々しい仕事ぶりが見られて、僕も嬉しかったよ。」

 志保は「おやすみなさいませ。」と深くお辞儀をして、退室した。

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