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彼と私の秘密
第1章 昼間の車内で……
「蒸れるのもあるけど、そっちの方が興奮するからって……」
『リアルで鑑賞されてるんだね。見られて感じたりする?』
「感じます」
『たまんないね。見られながらイジイジされて、耳元で囁かれたりしたら、トロトロになっちゃうのかな?』
 そんな場面を想像しては、奥から蜜が溢れてくるのを感じていた。
「はい、露出とかさせられた後なら特に」
 私たちがまだ付き合いだした頃は、それこそ色んなプレイをしたのに……。
 虚しさを感じながらも、私の体は刺激と興奮を求めてうずいていた。
『すました顔でたまに見ながら、外でおもちゃ使って強めにいじめたら楽しそう』
「外に出て見られてると思うとドキドキしちゃいます。おもちゃとか使われたら立ってらんなくなります」
『ヤバいな。たまらなくなってきた。露出して、そのまま盛り上がって野外でとかある?』
「車の中とか、人気のないところでしたことあります」
 そう打ちながら頭の中で今までの野外での行為がよみがえり、足をもぞもぞと擦り合わせてしまう。
『うわぁ、興奮するなぁ。ゆりさん、やらしいメスなんだね……』
「メスなんていわないで下さい。これでも結構真面目なんですから」
『そのギャップがまたたまんないわ』
「そうですかね? ちょっと、駐車場混んできました」
 周りを見ればいつの間にか、車に囲まれていた。幸いにも滞在しているのは私だけで、他の人は買い物中のようだ。
『ちょっと窓開けて、オナしてみてよ』
「えっ、そこそこ人が歩いてるんですよ」
 そう打ってはいるものの、きわどい状況で触りたいという衝動に流されてしまいそうだった。
『ほんの少しだけなら大丈夫だよ』
 そのメッセージに、本当に少しだけ窓を下ろした。それでも、外の気配と熱気がむわりと車内に流れ込んでくる。
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