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彼と私の秘密
第1章 昼間の車内で……
『中はもうヌルヌルかな? 少しだけ、クチュクチュ音だしてみて』
「すごくヌルヌルで、音だすなんて恥ずかしいですよぉ」
『少しだけ。それとも家に帰ってするの?』
「ここがいい、です。信じられないくらい、興奮しちゃって……」
『じゃあ、できるね?』
 クリの上を行き来していた指を蜜でいっぱいの割れ目に、二本沈ませていく。
 ヌルヌルのになったそこは、いとも容易く指を飲み込んでくわえ込む。
 中に入った指を交互に動かせば、ヌチュヌチュと卑猥な音が車内に響いた。
「外に聞こえるんじゃないかって、興奮します」
『俺もゆりがしてるとこ想像して、めっちゃ興奮してる……』
「指止まんないです……」
『俺もおちんぽ出して、しこしこ止まんなくなってる……』
 クチュクチュと割れ目の中をかき回し、指の付け根や手のひらで押し付けるようにクリを刺激する手は、ものすごく必死に動いている。それが気持ちよすぎて、動いてはダメだと分かっているのに、腰が前後に動きだしてしまう。
 車が揺れながらわずかに音を立てる。
『ゆり、一緒にイこう。気持ちくなろう……』
「ダメですぅ。こんなとこで、昼間の駐車場なのに……」
『そこだから興奮するんだろ? もう、イキそう……』
「興奮するぅ……。ゆりもイキそうなの……」
 もうただただイキたくて、外だとか見られてるかもとかどうでもよくなっていた。
 指は敏感なところをこねあげ、腰は前後に小刻みに揺れている。痺れるような快感に、足を踏ん張り腰が浮いてしまう。覗かれれば一目にして、何をしているのか分かってしまうような格好で、さらに大きな快感がくるのを待っていた。
『あぁ……イクッ……。出すよ……』
「私も……」
 それを打つのが精一杯だった。
 私は前屈みになって、その大きな快感に耐えていた。
 ひくひくとうごめいているのを指先に感じながら、快感を少しでも長引かせようと、さらに敏感になっているクリを指先で擦る。
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