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ホップステップ
第4章 お呼びお呼ばれ
三原と食事をしている
決して当たり前じゃないこの関係
三原さんには娘がいて
私にはバイトや、やりたいことがあって
こうしてゆっくり食事できるなんて
夢みたいに嬉しいことだった
一緒に暮らしていたら別だろうけど
三原には娘が居る
幸子はこれ以上踏み込むつもりはなかった
たまにこうして会えたらそれでいい
そういえば
先日の彰の
「俺たち何もない」
の発言を思い出す
何もないって何?
何かないと駄目なの?
彼氏とか旦那とか、関係性をハッキリさせないと続かない関係なんて、、、
胃を決して三原に聞いてみる
「私たちって、、どういう関係なんでしょう。」
ほぼ独り言に近かった
その時、外で花火が打ち上げられる
どーん
もうそんな季節なんだな
あのときも花火だったな
三原の前で泣いてしまったあの時を幸子は思い出す
「2回目ですね。一緒に花火見るの。」
目の前が川になっている
客が席を立ってみんなで騒いだり写真を撮ったりしている
幸子たちも手すりに手を置いて横並びで花火を見る
「幸子ちゃんは、どういう関係がいいの?」
聞き返されて返答に困る
たまに会って食事してバイト終わりに送ってもらって、幸子は何も申し分ないと思った
これ以上望むのが怖いほど幸せだった
幸子は答える代わりに
三原の手を握る
そのまま肩を引き寄せて頭を乗せた
「今日うちに泊まってください。」
幸子は湯を沸かす
三原がベランダで煙草を吸っている
彰が使ってた灰皿を渡す
素敵
どこかで見た光景だ
「あの時と一緒ですね。」
「あの時?」
三原がきょとんとする
「キュンだわ。」
幸子は三原を抱き締める
抱き締めても抱き締めても足りないくらいだ
どちらからともなくキスをする
誰かに見られているだろうか
幸子は三原しか見えていなかった
誰が何を言おうとこのキスは止めないわ
舌が唇の周りを舐め回す
「き、気持ちいい。」
その時、
お風呂が沸けました
の音声が聞こえてくる
どちらからともなくキスが終わる
「た、助かった。このままだったらここでしてしまいそうで。」
「可愛い。」
頭を撫でられる
「一緒に入りたいです。」
「もう一本吸うから先行ってて。」
幸子は先に湯船に浸かる
三原に体を見せるのは数年ぶりだ
胸を触ってみる
垂れてないかしら
自信がなくなってきた
決して当たり前じゃないこの関係
三原さんには娘がいて
私にはバイトや、やりたいことがあって
こうしてゆっくり食事できるなんて
夢みたいに嬉しいことだった
一緒に暮らしていたら別だろうけど
三原には娘が居る
幸子はこれ以上踏み込むつもりはなかった
たまにこうして会えたらそれでいい
そういえば
先日の彰の
「俺たち何もない」
の発言を思い出す
何もないって何?
何かないと駄目なの?
彼氏とか旦那とか、関係性をハッキリさせないと続かない関係なんて、、、
胃を決して三原に聞いてみる
「私たちって、、どういう関係なんでしょう。」
ほぼ独り言に近かった
その時、外で花火が打ち上げられる
どーん
もうそんな季節なんだな
あのときも花火だったな
三原の前で泣いてしまったあの時を幸子は思い出す
「2回目ですね。一緒に花火見るの。」
目の前が川になっている
客が席を立ってみんなで騒いだり写真を撮ったりしている
幸子たちも手すりに手を置いて横並びで花火を見る
「幸子ちゃんは、どういう関係がいいの?」
聞き返されて返答に困る
たまに会って食事してバイト終わりに送ってもらって、幸子は何も申し分ないと思った
これ以上望むのが怖いほど幸せだった
幸子は答える代わりに
三原の手を握る
そのまま肩を引き寄せて頭を乗せた
「今日うちに泊まってください。」
幸子は湯を沸かす
三原がベランダで煙草を吸っている
彰が使ってた灰皿を渡す
素敵
どこかで見た光景だ
「あの時と一緒ですね。」
「あの時?」
三原がきょとんとする
「キュンだわ。」
幸子は三原を抱き締める
抱き締めても抱き締めても足りないくらいだ
どちらからともなくキスをする
誰かに見られているだろうか
幸子は三原しか見えていなかった
誰が何を言おうとこのキスは止めないわ
舌が唇の周りを舐め回す
「き、気持ちいい。」
その時、
お風呂が沸けました
の音声が聞こえてくる
どちらからともなくキスが終わる
「た、助かった。このままだったらここでしてしまいそうで。」
「可愛い。」
頭を撫でられる
「一緒に入りたいです。」
「もう一本吸うから先行ってて。」
幸子は先に湯船に浸かる
三原に体を見せるのは数年ぶりだ
胸を触ってみる
垂れてないかしら
自信がなくなってきた