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ホップステップ
第9章 愛しのマサキ
ピンポーン
誰か来たようだ
朝っぱらから誰だろう

幸子は松下を押し退けて外に出る

三原が立っていた

「おはよう。」

三原が男性ものの靴に目をやる

「お邪魔だったかな。これ、返そうと思って。」

紙袋に彰のパンツが入っている

「わざわざありがとう。」

やっぱりかっこいい
着ているネグリジェの下はノーパン
少し赤くなる

「そういう格好も良いね。」

照れる
やっぱりこの人が好きだと思った
ふと、スーツケースに目をやる

「これから出張なんだ。」 

「気をつけて。」

三原が歩き出すと同時に奥から松下が顔を出す
トランクス1枚の格好だ

「幸子、続きしようぜ。」

やばい
三原に聞かれたくない
幸子は慌ててドアを閉めた

見られたかな
もう、三原とは終わったけど
見られたくない
誰でも、既婚者でも家に上げる女だと思われたくない
三原さんだけには、、

幸子は悲しくなる
まだ三原が好きだ
別れたのに
悲しくなる
ふと顔を上げると
松下が幸子を茫然と見ている

「吉村、何泣いてんだ?てゆーか何で俺お前んちでパンイチなわけ?」

どうやら戻ったようだ

「まっつん、おかえり。」

松下はリビングをうろうろしている

「状況が飲み込めないんだけど。吉村は俺の愛人にでもなったの?」

「まあ、そんなとこかな。」

松下がワイシャツを着る
奥さんの元に帰るのね
幸子は一抹の寂しさを感じる
だけどこの人はここに居るべきじゃない
帰る家がある


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