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ホップステップ
第2章 ほぐしてほぐして
帰って着ていたズボンを脱ぐとポケットから紙が落ちる
先ほどの整骨院のイケメンが書いてくれた予約時間だった
ふと裏返すと番号が書いてある

ご飯行きませんか?連絡待ってます。南

綺麗な字だった 
あのイケメン君、南っていうのね
歳は25くらいだろうか

あたしもまだまだ隅に置けないわねぇ
幸子がるんるんしていると見たことないアドレスからメールが着ていた

KAORI.HOSHINO
アドレスにと書いてある 

早速仕事の依頼が来たのだ

「え、しかも明日まで?」
納期が早すぎる
しかし、先ほど三原に頑張るって報告したばかりだ
ここで引き下がるわけには行かなかった 

依頼内容は
女性向けAV の紹介文を作成する事

幸子がAV を再生する 

「あんっあんっあっっ。」

大音量が出てしまい慌てて小さくした

あたしにこれの紹介文を書けって?
幸子は性に奔放に生きてきたが
それを文章にするには知識が乏しかった
こんなとき頼れるのはあの人しかいない

懐かしの番号を押す

「うーっす。」

「彰!良かった繋がって。緊急事態なのよ!助けてほしいの!お願い、知恵を貸してぇ~。」

「なんだよ急に。俺忙しんだけど。」

「困ってるのよぉ。とにかくメール送るわ。今フランスは夜よね?起こしてごめんなさい。」

「ん、俺日本にいるけど。」

「えっ?帰ってたの。」

「手紙読んでねーのかよ。」

「フランス語読めるわけないでしょ。」

言い合いをしている場合ではない
幸子には時間がない

「とにかく今からそっち行くわ!」

「そんなに俺が恋しいのか?」

彰の冗談を交わしてる場合ではない

「良いけど。今実家だよ?」

幸子は身構える
実家ということは
元夫、誠の実家ということになる
義母にも会うことになってしまう
しかし、納期が迫る
チャンスは逃したくない

「い、行くわよ行けばいんでしょ。」

「今、母ちゃん出掛けてっから来いよ。」

幸子は慌てて靴を履いた
そういえば言い忘れていた

「あ、彰、おかえりなさい。」

「おせーよ。ただいま。」

幸子はその道の有識者を見つけてひとまず安堵したのであった




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