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ハーレムに咲く華達
第4章 フロリーナ
ある日侍女が、機嫌よく私の身支度を整えてくれていた。
「あとどのくらい、フロリーナ様とお呼びできるのでしょうか。」
「えっ?どういう事?」
「ふふふ。もしかしたらフロリーナ様が、皇太子妃になるかもしれないと言う事ですよ。」
「皇太子妃……」
皇太子であるハブリエルの、正式な妻。
ハーレムでの唯一の存在。
「他国出身の私が、そんな高貴な位に就けるかしら。」
「大丈夫ですよ。要は皇太子殿下に、どれだけ愛されているかです。」
私はすっかり、その気になっていたのかもしれない。
知らぬ間に、ハブリエルが通ってくれると、その話でもちきりになった。
「私、ハブリエルの皇太子妃になれるかしら。」
「あとどのくらい、フロリーナ様とお呼びできるのでしょうか。」
「えっ?どういう事?」
「ふふふ。もしかしたらフロリーナ様が、皇太子妃になるかもしれないと言う事ですよ。」
「皇太子妃……」
皇太子であるハブリエルの、正式な妻。
ハーレムでの唯一の存在。
「他国出身の私が、そんな高貴な位に就けるかしら。」
「大丈夫ですよ。要は皇太子殿下に、どれだけ愛されているかです。」
私はすっかり、その気になっていたのかもしれない。
知らぬ間に、ハブリエルが通ってくれると、その話でもちきりになった。
「私、ハブリエルの皇太子妃になれるかしら。」