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ハーレムに咲く華達
第4章 フロリーナ
「それは良かった。」
もしかして、私がハブリエルと上手くいっていなくて、落ち込んでいるとでも思っているのかしら。
「このままフロリーナに、第一皇子が生まれれば、皇太子妃にしてもいいと思っている。」
ドキッとした。
私がこの国の皇太子妃。
そうなれば、死んでいった私達の国の者達が、どれほど喜ぶか。
「だがな。困った事に、ハブリエルにはいわくが付いている。」
「いわく?どのような。」
「最初に結婚させた異国の姫。残酷な死に方をした。」
「と、申しますと?」
「森の中で、獣に食われていた。」
背中がゾッとした。
「異国の姫が皇太子妃になるというのは、それだけよからぬ事が起きるのかもしれない。」
もしかして、私がハブリエルと上手くいっていなくて、落ち込んでいるとでも思っているのかしら。
「このままフロリーナに、第一皇子が生まれれば、皇太子妃にしてもいいと思っている。」
ドキッとした。
私がこの国の皇太子妃。
そうなれば、死んでいった私達の国の者達が、どれほど喜ぶか。
「だがな。困った事に、ハブリエルにはいわくが付いている。」
「いわく?どのような。」
「最初に結婚させた異国の姫。残酷な死に方をした。」
「と、申しますと?」
「森の中で、獣に食われていた。」
背中がゾッとした。
「異国の姫が皇太子妃になるというのは、それだけよからぬ事が起きるのかもしれない。」