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ハーレムに咲く華達
第1章 アマリア
「そう言う事になるな。」
私は、涙を堪えるので、精一杯だった。
「アマリア。おまえもまだ二十歳だ。17歳の皇太子の方が、似合うだろう。」
それはいつから、思っていた事なのだろう。
「私が断ったのなら?」
「皇帝である私の頼みだ。何が何でも受けてくれ。」
そうなのだ。
最初からこの人に、私への愛情などなかったのだろう。
「分かりました。」
そう言うしか、なかった。
結局私は、新しく作られた皇太子のハーレムの中に、最初に入った。
そして、その日は意外と早くやってきた。
皇太子・ハブリエル様との、最初の閨だ。
華々しく着飾り、私はハブリエル様の寝室に入った。
まだ17歳のハブリエル様は、どこか緊張していらした。
私は、涙を堪えるので、精一杯だった。
「アマリア。おまえもまだ二十歳だ。17歳の皇太子の方が、似合うだろう。」
それはいつから、思っていた事なのだろう。
「私が断ったのなら?」
「皇帝である私の頼みだ。何が何でも受けてくれ。」
そうなのだ。
最初からこの人に、私への愛情などなかったのだろう。
「分かりました。」
そう言うしか、なかった。
結局私は、新しく作られた皇太子のハーレムの中に、最初に入った。
そして、その日は意外と早くやってきた。
皇太子・ハブリエル様との、最初の閨だ。
華々しく着飾り、私はハブリエル様の寝室に入った。
まだ17歳のハブリエル様は、どこか緊張していらした。