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ハーレムに咲く華達
第2章 フェナ

この人は、私の他に沢山の女性がいるのに。
私には、この人しかいないだなんて。
手が震えて来た。
「……フェナ姫?」
「夫として、認めたくありません。」
周囲がざわついた。
「これは……」
皇帝と皇后も、立ち上がった。
「何と!皇太子殿下との結婚を、断るだなんて!」
「コーネイン帝国は、何を考えているんだ!」
まずい!私の意見一つが、コーネイン帝国の意見だと思われている。
「突き返せ!やはり皇后は、このアルテナ帝国から出すべきだ!」
えっ⁉皆、私を受け入れてくれるんじゃなかったの⁉
「あっ……」
一歩下がったけれど、何も言葉が出てこなかった。
その時だった。
ハブリエルが、私の前に膝を着いた。
私には、この人しかいないだなんて。
手が震えて来た。
「……フェナ姫?」
「夫として、認めたくありません。」
周囲がざわついた。
「これは……」
皇帝と皇后も、立ち上がった。
「何と!皇太子殿下との結婚を、断るだなんて!」
「コーネイン帝国は、何を考えているんだ!」
まずい!私の意見一つが、コーネイン帝国の意見だと思われている。
「突き返せ!やはり皇后は、このアルテナ帝国から出すべきだ!」
えっ⁉皆、私を受け入れてくれるんじゃなかったの⁉
「あっ……」
一歩下がったけれど、何も言葉が出てこなかった。
その時だった。
ハブリエルが、私の前に膝を着いた。

