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ハーレムに咲く華達
第2章 フェナ

アマリアは泣きながら、私にしがみついてきた。
「何でもします。ハーレムからいなくなれと言うなら、去ります。ですから、この子だけはお助け下さい。」
アマリアは、体を小刻みに震わせている。
それがまたいじらしく見えて、腹が立った。
「何でもするって、言ったわね。」
「はい!ですからご慈悲を。」
私は、ベッドサイドにあるチェストから、一つの紙袋を出した。
「これ、何だか分かる?」
「いいえ……」
「私達姫君わね。敵に襲われた時に、辱めを受けないように、予め毒を持っているのよ。」
「……毒?」
私はアマリアの前に、その紙袋を投げた。
「ハーレムを出て行って。」
「分かりました。出ていきます。」
安心した顔をしているけれど、ハーレムの出ていき方を知らないようね。
「何でもします。ハーレムからいなくなれと言うなら、去ります。ですから、この子だけはお助け下さい。」
アマリアは、体を小刻みに震わせている。
それがまたいじらしく見えて、腹が立った。
「何でもするって、言ったわね。」
「はい!ですからご慈悲を。」
私は、ベッドサイドにあるチェストから、一つの紙袋を出した。
「これ、何だか分かる?」
「いいえ……」
「私達姫君わね。敵に襲われた時に、辱めを受けないように、予め毒を持っているのよ。」
「……毒?」
私はアマリアの前に、その紙袋を投げた。
「ハーレムを出て行って。」
「分かりました。出ていきます。」
安心した顔をしているけれど、ハーレムの出ていき方を知らないようね。

