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ハーレムに咲く華達
第2章 フェナ
「あなたは、本当の罪を知らない。」

アマリアは、紙袋を開けると、それを一気に飲み干した。

「皇后になるなら、なればいい。皇子を殺した悪行高い皇后として。」

私は最後の最後に、思いっ切り平手打ちをした。

アマリアは、床に倒れ込み全身をピクピクさせている。

口元からは血が流れだし、白目を向いている。


「早く死体を片付けなさい!」

「はい!」

召使い達は、アマリアを運び出す。

「待ちなさい。」

あの女が死んだと言うのに、まだ足りない!

「その死体、目の前の森の中に捨てて来なさい!」

「えっ……目の前の森には、獣が……」

「構わないわ。」

召使い達は、戸惑っている。

「私の命令に逆らったら、あなた達も同じ目に遭わせるわよ!」

「ひっ!」

召使い達は、アマリアを連れて行った。
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