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第4章 フロリーナ

涙が出てきた。

「おい、第三皇女。捕まって凌辱されたってよ。」

私はショックを受けた。

第三皇女のお姉様は、好きな人がいたのに！

「処女だってよ。兵士に犯されて、あへあへ言ってたって。」

兵士があはははと、高笑いをする。

「その後は殺されるか、兵士の褒美になるかのどっちかだな。」

あの気高いお姉様が、兵士の玩具にされるなんて！

「んで、第四皇女はまだか。もしかして、姫さん第四皇女？」

私は顔を背けた。

「おい、姫さんだって俺達に犯されてもいいんだぜ？」

私はその兵士を睨みつけた。

「無礼者！一国の皇女に、お前たちみたいな汚らしい者が触れるなど！天罰が下ると思え！」

「このっ！」

兵士の一人が手を挙げた。

「おい、戦利品だ。傷つけるなと言っただろ。」