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ハーレムに咲く華達
第4章 フロリーナ

「それもまた一興。」
皇帝は面白がっている。
誰が敵の子供など、産むもんか。
「連れて行け。」
皇帝の一言で、私達は大広場から連れて行かれた。
通されたのは、客間だった。
少しは安心した。
もうハーレムに、放り込まれると思ったから。
「もう、いや。」
隣にいるハンナお姉様が、ブルブル震えながら泣いている。
「お姉様……」
「フロリーナはいいわよね。ハブリエル皇太子って言ったら、ここ辺りの国ではカッコいいって言われているもんね。私なんて、あんな……あんな!おじさんのハーレムに入るのよ!」
確かに、まだ18歳のお姉様には、あんな高齢の旦那さんだなんて、酷だ。
「でも、まだ抱かれるとは、決まってないわ。」
「そうなるわよ!」
皇帝は面白がっている。
誰が敵の子供など、産むもんか。
「連れて行け。」
皇帝の一言で、私達は大広場から連れて行かれた。
通されたのは、客間だった。
少しは安心した。
もうハーレムに、放り込まれると思ったから。
「もう、いや。」
隣にいるハンナお姉様が、ブルブル震えながら泣いている。
「お姉様……」
「フロリーナはいいわよね。ハブリエル皇太子って言ったら、ここ辺りの国ではカッコいいって言われているもんね。私なんて、あんな……あんな!おじさんのハーレムに入るのよ!」
確かに、まだ18歳のお姉様には、あんな高齢の旦那さんだなんて、酷だ。
「でも、まだ抱かれるとは、決まってないわ。」
「そうなるわよ!」

