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ハーレムに咲く華達
第4章 フロリーナ
お姉様は泣きじゃくっている。

「あの人、私の事いやらしい目で見てたもの。」

あんな高齢になっても、若い女に欲情するだなんて。

男って嫌い!


すると、一人の使用人が部屋に入って来た。

「ハンナ姫。皇帝がお呼びです。」

「ひぃ!」

お姉様は過剰に、恐れていた。

「助けて、助けて!フロリーナ!」

あまりにも、酷すぎる。

今日ここに来たばかりだと言うのに。

「お姉様。私が皇帝に、一言申してみるわ。」

「フロリーナ……」

私はお姉様を置いて、皇帝の元へ向かった。


長くて広い廊下。

富の象徴であり、権力の象徴。

こんな宮殿、壊してやりたい。


そして皇帝の寝室に、私は辿り着いた。
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