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ハーレムに咲く華達
第4章 フロリーナ

「皇太子にお会いできるそうです。」
「そう。今から?」
「はい。」
身支度が終わったところで、私は立ち上がると部屋を出て、皇太子がいるという部屋に連れて行かれた。
「皇太子様、フロリーナ姫でございます。」
振り返った皇太子は、美しい顔をしていた。
「皇太子ハブリエルだ。」
「初めまして。宜しくお願い致します。」
お礼を言うだけだと言うのに、どうしてこんなまどろっこしい事をしなければならないのか。
「こちらの服、皇太子様からの贈り物だそうですね。有難うございます。一言お礼が言いたくて、お伺いいたしました。」
「ああ、命からがら逃げて来たんだ。せめてものお詫びだ。」
そんな事を言う皇太子を、私は優しいと思った。
「そう。今から?」
「はい。」
身支度が終わったところで、私は立ち上がると部屋を出て、皇太子がいるという部屋に連れて行かれた。
「皇太子様、フロリーナ姫でございます。」
振り返った皇太子は、美しい顔をしていた。
「皇太子ハブリエルだ。」
「初めまして。宜しくお願い致します。」
お礼を言うだけだと言うのに、どうしてこんなまどろっこしい事をしなければならないのか。
「こちらの服、皇太子様からの贈り物だそうですね。有難うございます。一言お礼が言いたくて、お伺いいたしました。」
「ああ、命からがら逃げて来たんだ。せめてものお詫びだ。」
そんな事を言う皇太子を、私は優しいと思った。

