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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第41章 枕営業
すでに何度目かの腟内での射精。里依紗は躊躇いなくその熱い欲望を受け止める。

狩野に覆いかぶさり、唇を求める里依紗。ボーイッシュな顔立ちながら、すでにその様子は場数を踏んだ娼婦のように淫靡だ。

狩野は飽きることなく、里依紗の身体を求め続け、里依紗はそれに応え続けた。朝までどころでなく、次の日になっても、2人は身体を交わらせていた。

デリバリーで頼んだ食事で食欲を満たしつつ、互いの欲望を満たし合う。一糸まとわぬ姿で食事をし、常に互いに触れ合う時間を過ごす。

こうして、夕方まで部屋を出ないで、濃密な時間を過ごした2人はようやく服を着る。

「な…んか…身体がふらふらします…。上手く歩けるかな…。」

「帰りはタクシーにしなさい…。それから連絡先を交換しよう…。里依紗が会いたくなったら、遠慮なく連絡していいから。」

「はい…。狩野さんからも連絡くれますか…?」

上目遣いでおねだりするように問う里依紗。狩野はそっと里依紗を引き寄せ、唇を重ねてから言う。

「いや…、連絡する必要はないだろうな…。」

その言葉に一瞬で泣きそうな顔になる里依紗。その顔見たさに意地悪した自分に苦笑しながら、狩野は言葉を続ける。

「これから仕事として、毎日会うことになるし、空き時間は全て私がもらうからな…。連絡する必要がない。」

「あっ…はい♡嬉しいです…♡」

狩野の言葉に表情を輝かせ、抱き着く里依紗。

「私は君のプロデューサーとして、これから全力でサポートしよう。現場にも足を運ぶ。ただし…仕事の際は一切の甘えは許さない。公私の区別はきっちりするぞ?」

「もちろんです!わかっています!頑張ります!公私ともに…全力で!」

「いい娘だ…。さて、あまり遅くなると明日に支障が出る。そろそろ帰りなさい。外まで送って行こう。」

狩野は里依紗の肩を抱き、ドアへ向かう。しかし、その手をすり抜け里依紗はくるりと回り、狩野に向き直る。

「狩野さん…。本当に…ありがとうございます。私…狩野さんに出会えなかったら…ずっと燻り続けていたかもしれません。このチャンス…。絶対掴み取りますから…。」

強い決意を宿した瞳で狩野を見つめ、ゆっくりと頭を下げる。パーカーにミニスカートという普段の服になった里依紗。あどけなさも残しながら、華やかに華開こうとする蕾。

そんな印象を狩野は受ける。
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