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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第14章 浴衣
「ははっ!私のイケメンも残して置いてね?じゃあ、行ってくる!」

花蓮は立ち上がりトイレへと向かう。それを見送る良美。それを少し離れた場所から観察していた男が立ち上がり、ふらりと花蓮の後を追うように動き始めたのに二人は気づかなかった…。

花蓮は人気のない林の前にあるトイレの前に着く。入れ替わりに子どもを連れた主婦が出ていく。

『うわぁ…。誰もいなくなっちゃった。早くして、早く出よ…。』

慌てて個室に入ろうとした花蓮の背後から、誰かがトイレに駆け込んでくる。

「えっ…?んぐぅっ!?ンンッ〜!?」

振り向いた瞬間、男の姿が目に入り声を上げようとした花蓮だが、その前に男が口を塞ぎナイフを顔に突きつける。

「静かにしろ!ケガしたくないなら静かにして、こっちに来い!」

男は花蓮にナイフを向けたまま、トイレの外に連れ出す。あまりの恐怖に怯えて声を出せない花蓮の腕を掴み、背後から花蓮を押し出すように林の中へと移動する。花蓮は必死に助けを求め、辺りを見回すが、薄暗いトイレの周りには人影はなく、為す術もなく林に連れ込まれる。林の少し中に入ったところまで来ると男は一本の木に花蓮を押し付け立たせる。

「へへっ…。静かにしとけよ…。痛い目には合いたくないだろ?」

男が目の前でナイフをチラつかせ脅してくる。

「うぅ…。うっ…。うぁっ…。あぁ…。」

花蓮はあまりの恐怖にコクコクと首を縦に振るしかなかった。そして、花蓮の下半身からチョロチョロ水が垂れてくる。

「うわっ…!漏らしたか…。まあ、濡らす手間が省けたからいいか…。」

男は笑いながらナイフを手に持ったまま、花蓮の身体を弄り始める。

「ひぃっっ…!や、やめて…。触らないでぇ…。」

ここで初めて男の目的に気がつき、弱々しく反抗する。しかし、男はそんな花蓮にナイフを再び突きつける。

「黙ってろって言ったろ?大人しくしてりゃ、すぐ済むから。ヘッへ…。獲物を探してたらちょうど1人になってくれるなんてラッキーだったよ。しかも、けっこう可愛いし、胸もでかいじゃないか。」

男は浴衣の前を強引に開き、花蓮の胸を露わにする。ピンクの刺繍入りのブラに包まれた大きな胸が飛び出す。

「いやぁっ…。やだよぉっ…。こんなことぉ…。」

ポロポロと涙を流す花蓮を無視し、浴衣の裾も捲りあげる。適度に日焼けしたむっちりとした脚が晒される。
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