この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
奸計〜罠に堕ちた女達〜
第15章 デリヘル
「へっ!?な、なんて…?」

本名を呼ばれたことに思わず反応する遙。

「やっぱり全然、気がついてないんですね…?僕のこと…。わかりませんか?」

男がメガネを外し、ジッと遙を見てくる。その顔をまじまじと見て、遙はようやく気がつく。

「あ、あなた…。狩野…。な、なんで…!?」

男は遙が高校時代に虐めていた男子学生であった。卒業以来会っていなかった。卒業後に逃げるように行方をくらまし、誰もどこに行ったか知らなかったのだが…。

「な、なんであんたが…。こんなところに…。」

「なんでって、僕は普通にこっちの大学に進学してるだけですよ。まあ、あんまり学校には行ってないですけどね。」

「な、何?学校行ってないって、あんた東京まで来て虐められてたりすんの?ダッサ〜。」

「くっくっく…。理由は君と似たようなもんだよ…。君は惨めなプライドを維持するために、ブランド品を買い漁り、そのお金を稼ぐためにこうやってデリヘルやってるらしいね?僕も勉強より仕事が忙しくてね…。まあ、君と違って自分の会社を作って儲けて忙しいから、行きたくても行けないだけだけどね。」

「なっ!?あ、あんたが会社をっ!?だからこんなマンションに…。」

「君と違って、ちゃんと勉強して努力したからね~。君はどうせ自分がチヤホヤされたくて、せっせと化粧やら服に気を使って、でも君レベルなんて東京にはいくらでもいるから、なかなか注目されない。だから注目されるためにブランド品に手を出す。ブランド品を買うためにデリヘルに手を出したってとこだよね~?」

「なっ、あ、あんたに関係ないでしょっ!か、帰るわ!」

「おいおい。客の相手しないで帰っていいの?お店に電話するよ?」

「あっ…。あ、あんたの相手するくらいなら辞めるわよ…!」

「まあ、僕はどっちでもいいんだけどね~。お店だけじゃなく、地元のみんなにも教えてあげようかな。あの村山遙が東京でデリヘルやってるよって。不用心だよね~。こうやって写真上げてるなんて。」

狩野は遙にお店のホームページに載せてある遙の写真の携帯のスクショ画面を見せる。

「くっ…!な、何なの?何が目的…?」

「何がって、デリヘル呼んでの目的なんて決まってるじゃん。地元のみんなには秘密にしてあげるから、しっかりサービスしてくれるかな?」

「ぐっ…!わかったわよ…。すればいいんでしょ!」
/816ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ