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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第15章 デリヘル
「ぐっ…!な、何が…?何が目的なの…?」

「何ってそりゃ復讐だよ…?お前を無茶苦茶にして泣き顔見たいだけ…。」

「な、何よ…。それ…。そんな…。」

狩野の冷ややかな目に気圧され、何も言えなくなる遙。その時…。

ピロロン!ピロロン!

遙が設定していた携帯のアラームが鳴る。90分経ったのだ。

「あっ…。時間…。」

「店に電話して、今日は体調悪いから仕事しないとでも言え。このまま帰るならさっきの動画がアップされるぞ?」

「そ、そんなこと…。できないわよ…。」

「ふんっ、別に延長って言ってもいいぞ?あと90分、180分いくらでも延長しても俺はかまわんし。」

狩野はベッドを下りると、ベッドサイドの棚から札束を取り出し、ベッドに放り投げる。

「100万ある…。これでお前を朝まで買い取ってやるよ…。」

狩野はもちろんそんな大金を遙にやるつもりなどない。実際に遙に100万やったところで懐が痛むことはないのだが。狩野は自分の財力を遙に見せつけるためにしているだけであった。

遙はその行為で狩野が本気なのを感じる。今の遙には何を取っても狩野に勝てない。
ブランド品を買っていつも金欠気味の遙。ぽんっと100万を気軽に出せる狩野。いやいやデリヘルをして都内の安アパートに住む遙。経営者として成功し高級マンションに住む狩野。デリヘルで培ったテクニックでも狩野を射精させることができなかった遙。狩野は遙に潮を吹かせるまでのテクニックを披露した。
数年前は学校のカーストトップに君臨し、周りの女子と一緒にからかい蔑んでいたカースト最下位近くの狩野に完全に立場を逆転されていた。

遙は悔しげに携帯に手を伸ばす。狩野が何も言わず、見守る中、遙は店に電話する。

「あ…。もしもし…。京香です…。はい…。終わりました…。すみません。少し体調が悪いので、今日はこのまま上がってもいいですか…?はい…。はい…。わかりました…。では…。すみませんでした…。はい…。失礼します…。」

遙は電話を切ると俯き、肩を震わせる。必死に泣きたいのを我慢しているようだった。そんな遙に狩野はにやりと笑う。遙の肩に手を置き、後ろから耳元で囁く。

「ちゃんと休みは取れたのか…?」

「取ったわよ…。体調悪いからって…。自分で帰るって…。」

「よしよし…。まあ、今日の分はちゃんと払ってやるから…。安心しろ…。」
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