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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第19章 夏休み〜義姉〜
まだ結婚2年目の拓也と知恵は互いに新婚生活を楽しみたいと今はまだ子どもは作らないと決めているからだ。先ほどの孝宏たちの行為は愛欲にまみれたもので、とことん快楽を求めていた。そんな経験のない知恵は少し羨ましく思ってしまった。
この先、拓也と離婚しない限りは訪れることはない。早漏の拓也では味わうことのできない快楽を垣間見てしまったことで、知恵の身体は疼く。

知恵は軽く落ち込んだ気分のまま、下着を着替える。溢れた愛液を丁寧に拭き取り、新しい下着を履く。そして、ベッドにポスっと倒れ込む。何もする気が起きないまま、ベッドの上でゴロゴロする。携帯を開いてみるが、一番声を聞きたい拓也は今、時差の関係上、夜中のはずで電話もできない。

知恵が悶々とした時間を過ごしていると、階下でドタバタとした音が聞こえる。知恵はそっと窓に近づき外を見ていると、制服姿の女子高生が飛び出していくのが見えた。遠目からでも可愛らしい感じでスタイルの良さがわかる。

『あんな娘が…。さっきまであんなことを…。』

人は見た目に依らずというが、もっとギャルっぽい娘を想像していた知恵は普通の女の子にびっくりする。

【出してぇっ…!たくさん出してぇっ…!中がいいのぉっ…!中に来てぇ…!】

普通の女子高生があんな中出しを懇願するような声を上げていたことを思い出し、知恵の身体が再び疼く。

『あぁ…。いけない…。また変な気分になっちゃう…。』

普段、拓也との行為がどれだけ欲求不満に感じているかを自覚し、身体の疼きが止まらなくなる知恵。再び秘部に手を伸ばそうとするが、階下から物音が聞こえて、ハッと手を止める。

『孝宏君がいるんだった…。夕飯作らなきゃ…。』

一気に頭は冷静になり、無理やり身体の疼きを抑え、立ち上がる知恵。一度鏡で自分の姿を確認し、服を整えてから階下へ向かう。

リビングのドアの前で一息入れて、気持ちを落ち着かせてから、ドアを開ける。

「孝宏君…?帰ってきたの?きゃぁっ!?」

「うわっ、知恵さん…!?いたの!?」

ドアを開けていつも通りの声で中にいるはずの孝宏に、さも今帰って来たかのように声をかけた知恵は驚きの声を上げる。リビングにはパンツ一枚で水を飲む孝宏が立っていたのだ。
若々しい細身の体にしっかりと筋肉がついた孝宏の体にドギマギする知恵。孝宏も慌てて見えないようにキッチンに隠れる。
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