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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第3章 家庭教師
「孝宏君、どうかした?」
「いや、母が寝てたので…。」
「あらら、お母様もお疲れなのかもね。寝かせてあげたら?」
「はぁ…。」
孝宏の母親はパートで午前中働いている。その疲れがきたのだろう。加奈子としても、どこかに出かけていないとかなら困るが、寝てるだけなら構わない。
「じゃあ、これ飲んだら続きをしましょう?」
初夏の暑さで部屋の中も軽く蒸す。加奈子は孝宏が机に置いたジュースを一気に飲む。その様子を見た孝宏は急に立ち上がり、何かを加奈子の背中に押し付ける。
「きゃんっ!?」
バチッという音とともに加奈子は悲鳴を上げ、椅子から落ちそうになるのを孝宏は抱きかかえ、そのまま後ろのベッドに移動させる。
「たっ、孝宏くんっ!?なっ、なにをっ!?」
身体に痺れるような衝撃が走り、うまく動けなくなった加奈子に孝宏は覆いかぶさってくる。
「加奈子先生…。ずっと加奈子先生のことが欲しかったんだ…。ようやく僕のものにできる…。」
孝宏が荒い息とともに言う。
「だっ、誰かっ!?たすっ、きゃんっ!?」
大声で助けを呼ぼうとした加奈子の身体に再び衝撃が走る。
「大人しくしてね?加奈子先生…。あんまり痛い思いさせたくないから。」
孝宏の手にはスタンガンのようなものがあり、バチバチと音を立てている。加奈子は恐怖を覚え、一旦口を閉じるが、なんとか声を絞り出す。
「ね、ねぇ…。下にはお母様もいるのよ?こ、こんなことやめて…。今なら誰にも言わないから…。」
必死に訴える加奈子に孝宏はにやりと笑う。
「大丈夫。母さんは睡眠薬飲ませて寝てるから。当分は起きないし、誰も来ない。鍵もかけたから邪魔する人はいないよ。」
「な、なんですって!?ま、まさかあなた、最初からっ…!?」
「加奈子先生、僕のことをとっても警戒してたでしょ?だから、ここまでしないとチャンス来ないし。」
「なっ、なんてことを…。」
さも当然とばかりに言う孝宏に二の句が続かない加奈子。全ては孝宏の計画通りのようであった。孝宏は枕の下から手錠のようなものを取り出す。革のベルトが付いたもので、素早く加奈子の両手を拘束しベッドの柱に繋ぐ。
「いやぁっ…!?ねぇっ!やめてぇっ!孝宏君、お願いっ!?」
身体が痺れ、うまく動けない加奈子は抵抗する間もなく拘束され、絞り出した声もかすれ、大きな声は出なかった。
「いや、母が寝てたので…。」
「あらら、お母様もお疲れなのかもね。寝かせてあげたら?」
「はぁ…。」
孝宏の母親はパートで午前中働いている。その疲れがきたのだろう。加奈子としても、どこかに出かけていないとかなら困るが、寝てるだけなら構わない。
「じゃあ、これ飲んだら続きをしましょう?」
初夏の暑さで部屋の中も軽く蒸す。加奈子は孝宏が机に置いたジュースを一気に飲む。その様子を見た孝宏は急に立ち上がり、何かを加奈子の背中に押し付ける。
「きゃんっ!?」
バチッという音とともに加奈子は悲鳴を上げ、椅子から落ちそうになるのを孝宏は抱きかかえ、そのまま後ろのベッドに移動させる。
「たっ、孝宏くんっ!?なっ、なにをっ!?」
身体に痺れるような衝撃が走り、うまく動けなくなった加奈子に孝宏は覆いかぶさってくる。
「加奈子先生…。ずっと加奈子先生のことが欲しかったんだ…。ようやく僕のものにできる…。」
孝宏が荒い息とともに言う。
「だっ、誰かっ!?たすっ、きゃんっ!?」
大声で助けを呼ぼうとした加奈子の身体に再び衝撃が走る。
「大人しくしてね?加奈子先生…。あんまり痛い思いさせたくないから。」
孝宏の手にはスタンガンのようなものがあり、バチバチと音を立てている。加奈子は恐怖を覚え、一旦口を閉じるが、なんとか声を絞り出す。
「ね、ねぇ…。下にはお母様もいるのよ?こ、こんなことやめて…。今なら誰にも言わないから…。」
必死に訴える加奈子に孝宏はにやりと笑う。
「大丈夫。母さんは睡眠薬飲ませて寝てるから。当分は起きないし、誰も来ない。鍵もかけたから邪魔する人はいないよ。」
「な、なんですって!?ま、まさかあなた、最初からっ…!?」
「加奈子先生、僕のことをとっても警戒してたでしょ?だから、ここまでしないとチャンス来ないし。」
「なっ、なんてことを…。」
さも当然とばかりに言う孝宏に二の句が続かない加奈子。全ては孝宏の計画通りのようであった。孝宏は枕の下から手錠のようなものを取り出す。革のベルトが付いたもので、素早く加奈子の両手を拘束しベッドの柱に繋ぐ。
「いやぁっ…!?ねぇっ!やめてぇっ!孝宏君、お願いっ!?」
身体が痺れ、うまく動けない加奈子は抵抗する間もなく拘束され、絞り出した声もかすれ、大きな声は出なかった。