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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第21章 押し入り
そんな初々しい二人の様子をマンションの植え込みの影で苦々しく見ている者がいた。
咥えタバコをし、イライラしながらも、静かに身を潜めるのは狩野という者だ。狩野は今まで若い女性を強姦し、金品を奪い盗ったりする犯罪者であった。強姦する様子をビデオに撮り、それをネタに脅して口封じをするやり方で、複数の女性を従わせてきた。
そんな狩野が目をつけたのが舞香だった。強姦するにもいろいろな条件が揃わないと難しい。一人暮らしであること。帰宅直後であること。次の日まで誰も訪れないこと。大人しい性格で脅して従う可能性が高い女性であること。

そんな女性を求めて、日夜徘徊する狩野の前に現れたのが、舞香だった。狩野がストーカーのように舞香の後をつけ、日々の行動を確認して1ヶ月近く。舞香はよく裕太とマンション前でイチャイチャしてから別れるので、二人の会話を狩野は聞き、状況が把握出来る。

先ほどの会話も狩野はばっちり聞いており、舞香のバイトがないこと、裕太は泊まらず、明日も来ないことが狩野には筒抜けであった。後は二人が別れ、舞香が部屋に入るその時を待つだけ…。

狩野はそう思いながら、ポケットから小瓶を取り出し、中身を手のひらに出す。そして、おもむろに自分の息子をズボンのチャックを開けて取り出すと、その小瓶の中身を塗り付ける。
媚薬だ。これを膣内に入れられるとどんな女でも意思とは無関係に感じてしまう。今までもこうして数々の女性を強姦し従わせてきた。

狩野は準備が整い、今か今かとその時を待つ。

二人は何度も指を絡ませ合いながら、ようやく別れる。来た道を帰る裕太の姿を、舞香は名残り惜しそうに見送る。やがて、裕太が角を曲がり、姿が見えなくなると舞香もマンションに入るため、踵を返す。その時、オートロックの扉の前で住人らしき男性がポケットを探り鍵を探している様子が目に入る。
舞香はさり気なく会釈をして、オートロックを開ける。男性は申し訳なそうにペコペコと舞香にお辞儀する。男性は先にエレベーターに乗り、三階を押す。
舞香はメールをする振りをしながら『先に上がってください』という風にジェスチャーで伝える。二人きりでエレベーターには乗らないこと。オートロックの鍵を開けてない人は特に要注意と。親から一人暮らしをする際に口酸っぱく言われていた。
男性は再びペコペコしながらエレベーターの扉を閉め、上がっていく。
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