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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第22章 近親相姦 姉と妹
江里子と孝宏がいるのは家族団らんのリビングのソファだ。
確かにここで初体験を迎えるのは嫌であろう。

「こ、ここじゃなくて…。出来れば…孝兄の部屋で…。」

「ああ…。すまない…。俺の方が焦ってるな…。部屋に行こうか…?」

「う、うん…。」

江里子はいそいそと捲り上がったTシャツを下ろし、脱がされ達短パンを拾い、手早く履く。そして、立ち上がると、孝宏に腕を絡めてくる。二人は無言で二階の孝宏の部屋に向かう。二階に上がったところで江里子が腕を離す。

「ね、ねぇ…。孝兄…。ちょ、ちょっとだけ、部屋で待ってて…?すぐ行くから…。ねっ?」

「ああ、いいよ。待ってるよ。」

江里子は孝宏の返事を聞くとパタパタと隣の自分の部屋に入っていく。
孝宏は自室に入り、ベッドに寝転がる。

『まさか…、江里子が俺のこと好きだなんて…。』

孝宏は江里子の告白に未だ信じられない気持ちだった。確かに仲は良かった。普通の高校生にしては距離感は近いものがあった。しかし、孝宏の目には涼子しか写っていなかった。

真剣に江里子と向き合って来なかった、自分を恥じながら孝宏は江里子が来るのを待つ。なかなか江里子は来ないが、やがてパタパタと足音がし、孝宏の部屋のドアがノックされる
。遠慮がちに開かれたドアから江里子が顔を覗かせる。

「孝兄…。は、入っていい…?」

「どうぞ…。入って。」

孝宏は立ち上がり、ドアまで江里子を迎えに行く。なかなか入らない江里子を促すようにドアを開けてやったところで、孝宏は思わず固まる。

「え、江里子…。その格好…。」

「た、孝兄のために…選んだんだ…。どうかな…?」

江里子の格好は先ほどまでのTシャツと短パン姿ではなく、下着姿に透けたネグリジェを着ている。甘い薄ピンク色のネグリジェ。その下には先ほどの白の下着とは違うこちらもピンクのブラと下着を身に着けているのがわかる。手には何故か厚めのシーツを手にして立っている。

「可愛いよ…。江里子…。俺のために…嬉しいな…。」

いつもは明るく元気な印象の江里子が扇情的な姿で恥じらう様子のギャップが孝宏を興奮させる。

「に、似合ってるかな…?きゃっ…!?」

問いかけてくる江里子の腕を掴み、孝宏は江里子を部屋に引きずり込み、抱き締める。

「似合ってるよ…。もちろん…。興奮が抑えきれないくらいに…。たまらないよ…。」
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