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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第23章 復讐
加賀えいみ21歳。大学生。Fカップ。茶髪、ショートボブ。

石原理奈28歳。社会人。Gカップ。黒髪、ロング。

狩野孝宏31歳。社会人。


始まりは3年前のことだった。狩野は早めに仕事が終わり、18時台の電車で帰宅するつもりであった。電車内は超満員。バッグを胸に抱え、両手で携帯ゲームをしていた狩野はすぐ隣で叫び声が上がるのを聞く。

「きゃあっ!ち、痴漢っ!この人、私のお尻触った!」

狩野が隣を見ると同時に、右手を掴まれる。その先には怒った顔の女子高生がいて、狩野の手を掴んでいる。

「はっ!?お、俺っ!?ち、違うから…!」

超満員にも関わらず、狩野の近くから人が離れ、冷たい視線を向けてくる。

「何が違うのよっ!完全に触ったでしょっ!駅員さんのとこ行くわよ!」

ちょうど電車が駅に着く。開いたドアから狩野は女子高生に引きづられてホームに降り立つ。騒ぎを聞きつけた駅員が駆けつけてくる。
狩野は目の前が真っ暗になる。その後のことはあまり覚えていない。駅の1室に連れていかれ、話を聞かされ、必死に自分じゃないと訴えたが、駅員は最初から女子高生の味方だった。結局、警察には届けないが、示談として精神的な慰謝料、15万を払うはめになった。さらに運が悪いことに、その電車には同じ会社で働く女性が乗っていた。
その女性から会社に伝わり、狩野は会社を解雇される。それから3年間、狩野は再就職できず、アルバイトや派遣で食いつないできた。
冤罪にも関わらず、誰も狩野を信じてくれなかった周りへ恨みを募らせながら、生きてきた。特に狩野の恨みは痴漢をされたと強弁し、狩野から慰謝料を取った女子高生と会社に告げ口した女性に対して強く持っていた。

そんな狩野の人生の風向きが最近、変わる出来事が起きる。細々と生活しながらも買っていた宝くじが高額当選したのだ。

あっという間にかなりの大金を手にした狩野はその金で探偵を雇う。真っ当な探偵ではなく、復讐の手伝いもするという闇の探偵事務所に依頼したのだ。前金30万、成功報酬50万という破格の金額だったが、今の狩野には余裕で払える。

狩野は探偵にまず自分を陥れた二人の現在の状況を調査してもらう。その調査で判明したことを探偵から報告を受ける。

「いや〜、狩野さん。これは最悪の女性に引っかかりましたね〜。二人ともヤバいですよ…。」

「というと…?」
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