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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第23章 復讐
狩野が理奈の胸を鷲掴みしたまま怒鳴る。その剣幕に理奈がビビる。

「いい加減にしろやっ!さっきから自分は関係ないだの、言い訳ばかりっ!俺はお前のせいで会社首になってどん底に落とされたんだっ!責任取れって言ってんだよっ!」

「ご、ごめんなさい…。あ、謝るから…。申し訳ありませんでした…。だから…痛いっ…!離してぇ…。許してよぉ…。」

狩野が理奈のGカップある巨乳を握り潰さんばかりに強く揉む。その痛さに悲鳴をあげながら理奈が許しを請う。

「今さら謝っても意味ねえんだよっ!お前みたいな奴にはきっちりお仕置きしないと、また同じこと繰り返すからなっ!」

狩野は理奈から手を離し、立ち上がる。そして、周りで静かに控える男達に言う。

「さて、とりあえず先に俺1人でこいつと楽しむから一旦、お前達は出てくれるか?終わったら呼ぶから。」

「わかりました。どうぞ、ごゆっくり。入口で見張りを立てておきますが、時間は気にせず、心行くまでお楽しみください。」

芹沢が代表して応え、他の男達を連れて出ていく。狩野は内心でホッとする。狩野自体、屈強な男達を前に偉そうにし、声を荒らげることに緊張していたのだ。芹沢から理奈を本気で脅し、手懐けるにはそれくらい必要だと言われ、狩野は緊張しながら理奈に応対していたのだ。途中からは本気でイライラし、演技する必要もなくなっていたが。

「さてと…。まずは俺とお前だけで楽しもうじゃないか…。たっぷり反省してもらわないとな…?」

「いやぁ…。お、お願い…。ゆ、許して…。ごめんなさい…。許してください…。」

理奈が涙を浮かべ必死に頭を下げる。後ろ手に縛られているが、理奈はソファを下りて、そのまま土下座をする。狩野の激変した様子に恐れをなした理奈はプライドを捨て必死に謝る。あんな屈強な男達を従えた狩野に反抗する気は霧散してしまった。

狩野は土下座をして謝る理奈に近づき、見下ろす。理奈のきれいに手入れされた長い黒髪。着ているスーツやシャツ。タイトスカートと黒のストッキング。よくよく見るとどれも高価なものだった。
同じ会社とは言え、部署が違ったので、理奈のことはよく知らない。社内では目立たないおとなしい性格だという印象しかなかった。それくらいの関係だからこそ理奈は狩野を嵌めたのかもしれない。改めて沸々と怒りが込み上げてくる。

狩野は理奈の髪を掴む。
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