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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第24章 百合散花
桐谷美紀(きりたに みき)20歳。大学2年生。暗めの茶髪ロング。優等生で自分にも周りにも厳しく真面目。背が高め。Cカップの細めでスタイルが良い。

高橋瑠衣(たかはし るい)19歳。大学1年生。黒髪ショートボブ。童顔でおとなしい性格。背は低め。Fカップ。むっちりとして肉付きの良い身体。


「瑠衣…。貴女は居残りね…。他のみんなは帰っていいわよ…。」

サークルの練習終了後に美紀が言う。大学の邦楽部で琴を弾いていた部員達はそれぞれ片付けに入る。3年生と4年生がいない小さなサークル。顧問も週の半分しか顔を出さないため、経験者の美紀が部長として取り仕切る。普段は和気あいあいとした活動だが、年1回の自分達のコンサートを2ヶ月後に控え、練習に熱が入り始めた時期である。

初心者の瑠衣は周りについていくのが精一杯で、この日はミスを連発してしまっていた。そのために居残りを美紀に命じらたのだ。

「すいません。先輩…。みんなの足引っ張て…。」

椅子にちょこんと座って申し訳なさそうに美紀に謝る瑠衣。
美紀はジロリと瑠衣を睨み言う。

「謝るくらいなら、きちんと練習しなさい。この間の時間がもったいないわ…。」

「お、お疲れ様でした…。お先に失礼します…。」

そんな二人に周りの部員達は巻き込まれないように挨拶しながら足早に帰っていく。
瑠衣は泣きそうな顔で部員達を見送るしかない。しかし、美紀の視線がそれすら許さないように突き刺さるので、慌てて瑠衣は琴と楽譜に集中する。

しばらくの間、ぎこちない瑠衣の琴の音だけが響く。

部員全員が帰り、瑠衣と美紀だけが残された部室。美紀は瑠衣の背後にそっと近づくと、背後から抱き締めるように密着し、そっと瑠衣の手に自分の手を添える。

「だめよ…。楽譜を追うだけじゃ…。もっと感情豊かに…。」

先ほどの厳しい言葉から一転して、美紀は甘い声で瑠衣の耳元で息を吹きかけるように囁やく。

「あぁ…。先輩…。」

瑠衣は身体をゾクゾク震わせ、指が琴の弦を弾かず滑る。それを嗜めるように妖しく美紀の指が瑠衣の手を這う。

「いつも言ってるでしょ?貴女は自信を持たなきゃ…。そしたらきっと上手になる…。」

美紀がちろりと舌を出し、瑠衣の首筋を舐めながら囁やく。

「はあぁぁ…。せ、先輩…。ここでは…。は、恥ずかしい…です…。あん…。」

瑠衣も甘い声を上げる。
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