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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第24章 百合散花
録画モードにした携帯が何を意味するかわからない二人ではない。今から起こることを映像に残されたらどうなるか…。最悪の状況に美紀は狩野に訴える。

「ね、ねぇ…。る、瑠衣は助けてあげて…?あ、あなたの狙いは…私なんでしょ?瑠衣は関係ないから…。瑠衣は帰してあげて!?」

「美紀…!?だめっ!したいなら私を…!美紀先輩を帰してっ!お願いっ!」

「る、瑠衣…!?あなた…。」

互いに庇い合う二人。その光景は美しいが狩野を興奮させるだけであった。

「いいね…。互いに庇い合い、自分の身を捧げようとする姿。やっぱり二人は付き合ってるのか…。そういう噂も聞いてたんだよね…。二人が百合なんじゃないかって…。」

「うっ…。そ、それは…。」

狩野の言葉に美紀が言葉に詰まる。やはりどこからかその噂が出ることは覚悟していたが、狩野にも届いているこの状況は非常にマズい。

「でも、まあ…。二人の愛に免じて、とりあえず犯すのは1人にしてあげようかな…。1人が俺を満足させてくれるなら、それでいいし…。」

「な、なら…、私をっ!」

「だめだって!私をっ!」

二人が互いを助けようと声を上げる。

「ん〜。気の強そうな桐谷か…。それともおとなしそうな高橋か…。桐谷のスタイルの良さもいいが…高橋の童顔巨乳も捨てがたいね…。どちらもいい声で鳴いてくれそうだ…。」

狩野はニヤニヤ笑いながら贅沢な選択に悩む様子を見せる。

「お願い…。瑠衣は…瑠衣だけには手を出さないで…。」

「美紀先輩に手を出したら許さないから…。」

二人の言葉を聞き流し、狩野は言う。

「じゃあ、こうしよう…。今から二人で愛し合ってくれ…。その様子を見て、どちらがいいか決めよう…。」

「はっ!?な、何を言って…?」

「ば、馬鹿なこと言わないで!そんなこと…できるわけ…。」

「できないならそれでもいいよ?できないなら二人まとめて犯すから…。」

「そ、そんな…!?」

「ひ、ひどい…。」

「さあ、二人まとめて俺に犯されるか…?それとも二人で愛し合って、1人が助かるか…?選ぶんだ…。俺はどっちでもいいが…。」

狩野はそう言うと、長めのチェーンを取り出す。二人を後ろ手に拘束していた手錠を外し、美紀の左手と瑠衣の右手、反対も同じようにチェーンで繋いでしまう。ちょうど向かい合う形で鎖で繋がれた形になる美紀と瑠衣。
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