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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第25章 高飛車な人妻
「鈴木様…!いかがなされましたか?」

「いかがも何も…。こいつが高城さんが遅れるからって、自分が代わりをって厭らしい目をしながら言うから、拒否したのよ!」

「なっ!?わ、私はそんなことっ…!」

「何よっ!?私が嘘ついてるとでもっ!?」

「まあまあ、鈴木様…。狩野は下がってろ…。」

店長が狩野を睨みながら言う。狩野はそれ以上、何も言う事ができず、すごすごと部屋を出る。


その後、店長から説教を受けた狩野。店にとって鈴木は上客。社長夫人できちんと高額なパーソナルレッスン料を払ってくれている上に、度々インスタグラムでトレーニングの様子をアップしてくれている。その美貌とスタイル、社長夫人という肩書を持つ奈巳はインフルエンサーとして数万人のフォロワーがいる。だから店としては奈巳のご機嫌を伺うことに一生懸命で狩野の話を聞いてくれない。

むしゃくしゃした気持ちを晴らすため、狩野は仕事終わりに1人居酒屋で酒を煽る。それでも気持ちが収まらず、狩野は女を買うためにホテル街へ向かう。この辺りには売りをするための女性がよくたむろしている場所がある。そこに向かって歩く狩野。
その途中で狩野は足を止めて、近くの看板に慌てて身を隠す。携帯を弄るふりをして、じっと待っていると、反対側から歩いて来たカップルが狩野の傍を通り過ぎる。チラリとそのカップルの女性の顔を確認する。

『やっぱり…。鈴木奈巳だ…!なんでこんなところに…?しかも…隣の奴は…。』

狩野はそっとカップルの後ろを離れてついていく。チラチラ見えるカップルの横顔。女性は間違いなく今日、狩野が理不尽な仕打ちを受けた鈴木奈巳。そして、腕を組み歩く男性をよく見る。どこかで見たことある顔。そして、狩野は思い出す。狩野のジムに時々顔を出すベンチャー企業の社長。確か鈴木奈巳の夫とも知り合いのはず。そして、既婚者であったはず…。

狩野は思わず舌舐めずりをする。妻を持つ社長とその知り合いの社長と結婚した鈴木奈巳とのW不倫。これは最高のネタになると考えた。狩野は後をつけながらカメラを起動させる。

二人に気づかれないように動画を回し始める。二人は腕を組んでラブホ街を歩く。この映像だけでも使えそうだが、狩野は決定的な瞬間を撮るために、静かに尾行を続ける。幸い二人は知った道らしく迷うことなく進み、振り返りはしない。
狩野は安心して尾行する。
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