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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第25章 高飛車な人妻
狩野が二人に気づき、カメラを回して1分ほどで二人は高級感あるラブホへと入っていく。そこは本格的なSM用の道具や衣装が揃い、設備も豪華と噂されるこの界わいで一部の人間だけが知るホテルであった。
狩野はSM趣味を持つ先輩が憧れの場所として語っていたのを聞いただけであったが、奈巳達はそれ目的でわざわざ足を運んだのだと狩野は推測する。
わざわざこんな所に歩いて来なくても、二人の財布ならどんなホテルに泊まろうが払えないはずがないのだから。ますます奈巳に対するネタが増えたことに喜ぶ狩野。
そして、狩野は一旦、そのホテルの前から離れる。酔いはすっかり醒め、数十分は出て来ないと見越して、狩野は近くのラーメン屋で〆のラーメンを食べる。
鈴木奈巳の秘密を握れたことに喜び、寒い夜に食べるラーメンは格別であった。

「さてと…。行くか…。」

狩野は食事を終えると再びホテル街へと足を運ぶ。酔いの醒めた頭で暗い欲望から生まれるこれからの計画を考えながら。

狩野は冬の厳しい寒さを感じない足取りで歩く。周りから不審に思われぬようにしながら、奈巳達が入ったホテルを見張る。

二人がホテルに入って2時間。ようやくホテルから出てくる。狩野は二人を待つ間にコンビニで買った帽子を深く被り、マスクで顔を隠して、物陰から今度は二人の様子を写真で撮る。シャッター音が出ないカメラアプリで、出てくる二人を何枚も撮影する。

幸い二人は狩野に気づかず、来た道を戻って行く。狩野はとりあえず二人に着いていくと、二人は近くの駐車場で車に乗り込む。高級車に乗り込む奈巳の姿もアップで撮っておく。

これで言い逃れできない不倫の様子を写真や動画を収めることに成功した狩野は意気揚々と帰路に着く。

そして、夜遅くまでパソコンで作業を続けた。


翌日、出勤した狩野は奈巳が次にジムに来る日を確認する。奈巳の予約が入っているのは3日後。前後のシフトや、奈巳が来る時間の他の予約を確認し、奈巳に話しかけるタイミングなどを考える。

「狩野さん。何か良いことあった?」

「いえ…。特には…。そんな風に見えますか?」

「彼女でも出来たんじゃないかってくらい嬉しそうよ〜。」

トレーニングに来ている常連の女性に言われて、慌てて気を引き締める狩野。計画を実行する前に周りに不審な印象は残さないように気をつけなければならない。狩野は平静を装う。
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