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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第27章 義母
狩野洋子(かのう ようこ)33歳。ボリュームのある長い黒髪をアップにしている。背は高め。切れ長の目に、細めの輪郭。スッと鼻筋の通った美人。左目に泣き黒子あり。スタイルはむっちりとした肉付きの良い熟れた体型。Hカップ。

狩野義弘(かのう よしひろ)46歳。洋子の再婚相手。孝宏の実父。気が弱く優しい性格。

狩野孝宏 19歳。大学生。


「はい、どうぞ。孝宏さん。」

孝宏の前に置かれる朝食のトースト。何気ない朝の風景だが、孝宏には違和感がありすぎる。

「あ、ありがとう…。」

目の前の女性に対し、俯いたままお礼を言う孝宏。これが本当の母親に出されたものなら孝宏は生返事するだけであろうが、目の前にいるのは、若くきれいな女性なのだ。孝宏はチラリと隣を見る。出勤前の父親が嬉しそうに淹れられたコーヒーを飲んでいる。

孝宏の父親、義弘が再婚し1ヶ月が経過していた。10年前、30代の若さで孝宏の母親が事故でなくなった。孝宏がまだ小学生の時であった。そこから父親と二人でなんとか生活を送ってきた。幸い、父親は気が弱く優しいだけでなく、ある程度、資産も持っていた。なので、生活に苦しむことはなかった。
そんな父親が半年前に急に再婚すると言い出し、孝宏は驚いた。しかも、相手は33歳の若さでさらに美人である。気が弱い父親がよく捕まえられたと思うが、相手にも事情があった。

洋子は25歳の時に大学の同級生と結婚した。美人だが、奥手の洋子はその彼と人生初めて付き合い、結婚に至る。しかし、夫となった男性の束縛が強く、さらにはDVまで行われるようになってしまった。
耐えかねた洋子は離婚を申し出て、家も出た。しかし、なかなか夫は離婚を認めず、ストーカー行為を繰り返す。結局、裁判で離婚することができたが、洋子は元夫から逃げるため、身一つでなんの縁もない孝宏達が住む町までやって来たのだ。
そこでたまたま知り合ったのが、孝宏の父親の義弘であった。元夫の暴力に疲弊していた洋子は優しい義弘にほだされ、再婚することになった。

困ったのは息子である孝宏であった。大学2年生になる孝宏は若く美人の義母にどう接していいかわからない。孝宏は一人暮らしを望むが、男手一つで孝宏を養ってきて、大学まで行かせた義弘にはすでにその金銭的な余裕はなかったのだ。

仕方なく3人での生活がスタートしたが、まだ孝宏は慣れなかった。
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