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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第6章 相部屋①
「言えませんよ。こんなこと…。」

孝宏は菜摘を見ないようにしながら呟く。菜摘は気づいてないようだが、スーツのシャツは濡れ、豊かな胸を押し上げるブラが透けて見えている。

菜摘は社内でも評判の美人である。ショートカットに大きく切れ長な目。鼻筋はスッと通り、気が強そうな印象を与える。スタイルもよく、胸ははち切れんばかりに盛り上がり、ぷりぷりとしたお尻も魅力的である。孝宏は菜摘が指導係になって喜んだものだ。

菜摘はそんなことに気づかないほど疲れていた。とにかく寒い。

「先にシャワー浴びていい…?」

聞きようによっては誤解されかねない言葉を言う菜摘にドキっとしながらも孝宏は平静を装いながら言う。

「どうぞ…。いいですよ。」

その言葉を待たずに菜摘は脱衣場に駆け込む。孝宏はジャケットを脱ぎ、ハンガーにかける。

「狩野君、これ…。」

菜摘が脱衣場から手だけ出している。その手にはバスタオルが握られていた。

「ありがとうございます。」

孝宏は脱衣場をあまり見ないように受け取る。バスタオルで拭きながら孝宏はシャツもズボンも脱ぎ、パンツ一枚になる。部屋は暖房が効いて暖かい。ようやく一息ついてソファに座ってあることに気がつく。ソファのとなりはガラス張りになっていて、その向こうからシャワーの音が聞こえる。

この向こう側で菜摘がシャワーを浴びていると思うと下半身が熱く滾ってくる。さらに孝宏はふっと気がつく。

『もしかして…これって…。』

何かを探し始める孝宏。目当てのボタンを押すと磨ガラスで見えなかった向こう側が見えるようになる。

「すっ、すげえっ…。」

思わず孝宏が呟く。

ガラスの向こうでは菜摘が全裸でシャワーを浴びている。やはり孝宏の推測通り、マジックミラーになっていたのだ。菜摘側からはこちらは見えない。菜摘は孝宏の視線に気づかず、シャワーを浴び続けている。

菜摘の艷やかな肌が水を弾いている。胸はツンっと上向きで張りがあり、そのバストトップは小さめでピンク色の乳輪と乳首が飾る。下半身はぷるんとした染み一つないお尻と太ももが眩しく、茂みは濃くて多い毛が濡れて張り付いている。

ますます孝宏は興奮し下半身がいきり勃つ。それを抑えながら食い入るように見つめる。やがて菜摘はシャワーを浴び終わり、脱衣場へと消える。慌てて孝宏はボタンを押し、マジックミラーを戻す。
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