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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第30章 YOUTUBER
ガラリと扉を開けて外に出る瞬間だった。横合いから急に出てきた人影がカレンの口を塞ぎ、再びカレンを多目的トイレに引きづりこむ。

「むぐっ!?んムゥっ…!?んんっ…!?ん〜!!」

カレンが声を上げようとするが、後ろから伸びた手がカレンの口を塞ぎ、さらには鈍く光るナイフがカレンの目の前にチラつく。

「こんにちは…。「カレン」ちゃん…。騒がないで…。騒ぐとわかるよね…?」

後ろから男の声がして、目の前ではナイフが揺れる。

「ヒィッ!?いやっ…!?や、やめて…!んぐっ…!」

「あんまり声出すと、そのきれいな顔に傷がつくよ?静かにね…。カレンちゃん?こんなとこで1人で気持ち良くならずに俺と楽しもうよ…?」

男の言葉にカレンはゾッとする。先ほどから男は「カレン」と呼ぶ。ということは動画を見てるということになる。さらには「気持ち良くならずに」という言葉から、カレンがオナニーしていたことに気づいているということになる。

『なんで…?どうして…。誰もいないことを確認したはずなのに…。』

カレンは目の前をチラつくナイフに絶望し、身体がガタガタと震え始める。

「カレンちゃん…無用心だよね~。動画見ればだいたいどの辺りに住んでるかわかるし…。ちょっと前にカレンちゃんを見つけて、住んでる場所もわかっちゃったよ…。エミナマンションに住んでるってね…?」

男の言葉にカレンは目の前が真っ暗になる。

『住んでる場所まで知られてる…。どうしよう…。』

カレンという動画配信者であること。オナニーしていたこと。住んでいる場所。ここまで知られてしまうとカレンには抵抗する気持ちが浮かぶことはなかった。絶望に身体から力が抜ける。
男はそれを感じ取り、カレンの後ろでにやりと笑う。

「たまたまマンション近く歩いてたらカレンちゃんが1人で出てくるからさぁ…。何度かすれ違って確認したら、ノーブラ散歩してたよね…?いやぁ…本当に乳首勃たせて歩いているなんてねぇ〜。しかも、その後、コソコソここに来てオナニーするなんて…。やっぱりカレンちゃんは変態なんだね〜。」

男がペラペラと今の状況を説明してくる。男はわざと話してカレンに状況を理解させ、絶望に陥らせるためである。

『ち、違う…。私は変態なんかじゃ…。』

カレンは否定したくとも口を塞がれていてできない。例え言えたとしても無駄であるが…。
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