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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第32章 肝試し
「あ…荒川くん…。ど…どうする…?私…怖いよ…。」

「だ、大丈夫さ…。お、俺らだって、2階に上がって、手近な部屋に入ろう…。俺がいるから心配しないで…。」

若い男女がそう言って、身を寄せ合うように恐る恐る階段へと向かうのを、影は暗闇からジッと見ていた。

『追手ではなかった…。ただの肝試し気分で来た奴らみたいだな…。このまま見過ごしてやるか…?いや…、やはり…俺の安寧を脅かした奴らには鉄槌を下さねば…。万が一奴らが帰って、あることないこと言いふらされたら困るな…。ならばやはり…徹底的にせねば…。』

影は暗い暗い憎悪の視線を去っていた若者達に向ける。全部で6人いる侵入者は2人ずつの3組に分かれ、別々の方向へ向かった。

侵入者達に鉄槌を下すために、影はどの方向へ追いかけるか考えなければいけない。
2階に上がって行った者達か、従業員区間へと向かった者達か…。それとも…。

影は1階の休憩室や大浴場がある方向へと、暗い視線を向ける。影はこのホテルの構造を熟知している。

ホテルには客と顔を合わせないで済むように、従業員用のルートがいくつか存在する。それを使えば簡単に先回り出来る。

そう判断した影はユラリと動き始める。

影が向かった方向には加藤と千恵美がいた…。
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