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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第32章 肝試し
「チッ…。本当にボロボロだな…。なんか臭うし…。マズッたかな…。」

笹山が辺りをライトで照らしながら、悪態をつく。

「ねぇ、なんでこっちに来たの〜?別にどこでも良くな〜い?上に部屋いっぱいあるじゃん?」

笹山のSEXしたいという意図は理解している芙美。しかし、客室ではなく、従業員区画へと来た理由がわからない芙美が尋ねる。

「あん?そりゃ、2階の窓とか割れてたろ?ヤルには危ねえからな。それより従業員の仮眠室とかあれば、そっちのほうがきれいに残ってるんじゃないかと思ってな…。」

「頭いい〜♡さすが!でも、あるかな?」

芙美は笹山の考えを褒めながら、薄暗い建物の中を見回す。笹山は先ほどから適当にドアを開け放ち、中を覗いては、次へと移って行く。

「おっ!?ビンゴ!!やっぱりあったぜ!」

「本当だ!ここはあんまり荒れてないね。」

2人で覗いた部屋は従業員用の仮眠室と思しき小さな部屋。簡易ベッドと古びた椅子だけがある。布団もなく、ホコリだらけだが、他の場所より良さそうである。

「さてと…。んじゃ、肝試し中に一発ヤッちゃいますかね。」

笹山はそう言うと芙美を抱き寄せる。

「やんっ!エッチぃ…♡ビビってた荒川くん達来たらどうするの〜?」

満更でもない様子の芙美だが、一応釘を刺す。笹山は獰猛な笑みを浮かべて言う。

「んなもん、見せつけてやればいいさ。こんな肝試しくらいでビビる奴らにはよ。それより早くヤルぞ?」

笹山は芙美を抱き締めてキスし始める。

「んぢゅるぅ…♡んんっ…♡もう…せっかちなんだからぁ…。」

芙美は文句を言いつつ、笹山の行為を受け入れていく。

同じ頃、2階に上がった荒川と望は階段上がってすぐの客室にいた。比較的に荒れておらず、破れてはいるものの、座れないことはないソファで身を寄せ合っていた。

「下から音が…。怖いよ…。」

望がそっと荒川に身を寄せる。荒川は望の細い肩を抱いてやる。

「笹山がバンバンドア開けたりしてるだけさ…。しばらくしたら、やり始めるさ…。そしたら静かになるよ。」

「そ…そうだね…。わ…私達は…どうする…?」

荒川の男らしさに期待するような目で望は荒川に問う。

「そうだな…。何かあった時を考えて…。でも…ちょっとだけなら…。」

荒川は望にキスする。ちょっと勇気が足りないが荒川の行動に望は満足しておく。
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