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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第32章 肝試し
影がそっと廊下を確認する。薄暗く長く伸びる廊下はぼんやりと月明かりだけが差し込んでいる。誰もいない。しかし、直前に休憩室に入る2人の人物を確認していた。

影は音もなく移動し、休憩室の隣の空間へと移動する。隣の部屋の様子を覗き見ることは難しいが、壁の上部が崩れ落ち、音や声は拾える。

影は静かに身を潜めると、隣から声が漏れてくる。

「ここはまともだな…。なあ、千恵美…。こっち来いよ…。」

男の欲情した声が響く。

「ええ〜。本当にするのぉ〜。ホコリだらけで服汚れちゃうよ〜。」

女の拒否するような言葉だが、声色は明らかに嫌がっていない。どちらかというと期待がこもった声だ。

「脱がなくてもいいからさ…。挿れさせてくれよ。どうせ、笹山達だってヤッてるだろうし。当分合流出来ないだろうから、俺らも楽しもうぜ。」

「仕方がないな〜。ゴムあるの?」

「当たり前だ。ちゃんと準備してる。まずはしゃぶってくれよ…。」

「わかったわよ…。その代わり、ちゃんと気持ち良くしてよ?」

カチャカチャとベルトを外す音まで影のところに届く。

影は2人の会話で3組がそれぞれSEXに興じるつもりだと確信する。と同時に怒りがフツフツと沸き起こる。

影の平穏を乱し、あまつさえ、自分達の享楽を優先するその行動に苛立つ。こいつらを許してはならない。残酷に…徹底的に制裁を加えてやらなければ…。そういった使命感に影は突き動かされる。

影は決める。

男は暴力で痛めつける。

女は男の前で凌辱する。

影はその機会を伺う。

その時はさほど待つことなく訪れた。
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