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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第33章 残業
『えっ…?な…なんか…私…濡れて…る?嫌…。乳首…勃ってきて…。何よ…これぇ…?』

軽く胸に触れた時、SEXの時に感じる甘い刺激が走った。慌てて自分の身体に意識を向けると、乳首が硬くなり始め、さらにショーツの下はじんわりと蜜が溢れかけている。

『な…何ぃ…?や…ヤバっ…。こんなとこ…課長に見られたら…。は…早く…帰らないと…。んんっ…。』

明らかに性的興奮の反応をしている沙耶の身体。狩野の顔、そして、この前見た狩野のSEXを思い出し、さらに身体が熱くなる。

香苗が激しく乱れていた姿が脳裏に浮かぶ。

『わ…私も…あんな風に…。って何考えてるのよっ!だめよ…。とにかく…早く帰らなきゃ…。』

一瞬浮かんだ卑猥な想像を打ち消し、沙耶は立ち上がる。しかし、足腰に力が入らずふらつく。給湯室から戻ってきた狩野が慌てて抱き留める。

「ま、眞島君っ!?大丈夫かい!?」

「だ…ダメぇっ!課長っ…!さ…触ったらぁ…!?」

抱き締めるように支えられた沙耶はそれだけで身体がビクビクと快感になってしまった。狩野が触れる腕と腰付近が熱い。ただそれだけで沙耶はイキかけた。

「か…課長…。は…離して…。んはぁっ…。熱いの…。今…触られたらぁ…。はぁっ…。はぁっ…。」

「息が荒い…。苦しいのかい…?離すと倒れそうだよ?」

狩野が心配そうに沙耶を支えたまま、背中を擦ってくれる。しかし、それは今の沙耶にとっては逆効果だった。

「はうぅっ…ん!んくぅ…。だ…だから…触れな…いで…。あひぃっ…。それ…だめぇ…。はぁっ…ん。」

動悸でもなく、ため息でもない。完全な喘ぎ声と化した沙耶の声。その声を聞いた狩野は獰猛な笑みを隠さない。それでも声だけは冷静に心配そうな雰囲気のまま、沙耶に言う。

「しかし…今にも倒れそうだ…。どこか苦しいのかい?ほら…ソファに座って…。」

「は…はい…。はぁっ…。」

導かれるまま沙耶は再びソファに座らされる。その時、狩野の手が滑ったように沙耶の胸をムニュっと鷲掴みにした。

「んひぃっ!?はああぁぁっ…!!あ…あぁっ…あ…。んひぃっっ…!や…やだぁ…。で…出ちゃうぅ…!ひゃぁっ…ん!あ…ぁあっ…。ダメぇっ…!見ないでぇ…!」

狩野に胸を触られた瞬間、沙耶の身体に電撃のような快感が広がり、沙耶はイッてしまった。
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