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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第33章 残業
スカートの中からストッキングを伝って愛液が溢れ落ちる。明らかに性的興奮がゆえのものと狩野に知られてしまう。

「あぁっ…か…課長…。んはぁっ…。ち…違うんです…。こ…これは…。み…見ないで…ください…。んひぃ…ん。」

顔を真っ赤に染め、恥ずかしさに顔を手で覆いながら、沙耶は言う。だらしなくソファに座り、軽く開いた脚の付け根から愛液が溢れ、ソファを濡らす。

「あ〜あ。これまた派手にイッたね…。ああ…。半分も飲んだのか…。そりゃ、キツいだろうね。今、全身が性感帯のようなものだろね〜。」

「か…課長…?何を…?」

狩野の雰囲気がガラリと変わった。優しげな雰囲気がなくなり、冷酷さが増した声。沙耶が飲んだペットボトルの水をしげしげと見ている。

「この水の中と…最初にあげたコーヒー。その中に媚薬を入れておいたんだよ…。かなり強力なやつを。まさか、こんなに飲んでしまうとは…。身体…ヤバいでしょ?」

「んひぃっっ…♡だ…ダメぇっん!さ…触らないでぇ…ん!んくぅっっ…!?」

ざわりと狩野が沙耶のストッキングに包まれた脚を撫でる。それに激烈な反応を示し、身体を震わせる沙耶。

「び…媚薬…?か…課長…あなた…最初から…私を…。そのつもりで…。」

「御名答。タイミングを考えていたら、君がミスしてくれたから、一緒に残業して…。気遣う振りして、媚薬入りのコーヒーと水を飲ませる。いやぁ~。思いの外、簡単だったよ…。」

悪びれる様子もなく、自分の犯行をペラペラ話す狩野。

「な…なんで…。んひぃ…。なんで…私を…?あぁっ…。」

沙耶が疑問をぶつける。こんなことをされる理由がないはずだ。

「そりゃ、君が見たからだよ…。香苗君と私がしてるところをね…。」

「なっ…!?か…課長…!き…気づいて…?」

沙耶が驚きの声をあげる。覗いたことがバレていないと思っていたが、どうやら間違いだったらしい。

「いつ、会社にチクられるか、ビクビクものだったよ…。まぁ、優しい君のことだ。信頼する香苗君の人生を台無しにするようなことはしないと思っていたがね…。」

沙耶は息を飲む。図星だった。単に狩野が違う女性と社内でSEXしていたのなら、沙耶は容赦なく会社に言ったかもしれない。
しかし、相手は入社以来、お世話になってきた香苗だった。香苗には結婚を考えている彼氏もいるはずだった。
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