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第33章 残業

ソファに寝かされ、正面から犯される。ただの正常位なのに沙耶はひたすらに乱れた。

「あはぁっ…ん♡き…気持ち良いっ！！んはあぁっん♡あひゃぁ…ん！そこぉ…！それぇ…気持ち良いとこに当たってるゅぅ…はああぁっ…♡んぢゅ…ぅる♡んぷっ…ぅん♡んひぃ…ん♡ぢゅちゅぅ…る♡はぁっ…♡もっとぉ…胸触ってぇ…♡はうぅっ…ん♡あ…あぁっ…♡いいのぉ…！」

狩野のモノが緩急を付け、当たる角度を変え、深さも強さも変化していく。それにより沙耶は快感に飽きることなく喘ぐ。さらに腰を振るだけでなく、沙耶の反応を見ながら、胸を揉みしだき、キスし、刺激を与える。

狩野のテクニックに翻弄されまくる沙耶。狩野も自分の最大限のテクニックを駆使しながら沙耶の身体を貪欲に貪り尽くす。それほどまでに沙耶の身体は素晴らしかった。

狩野が抱いてきた多数の女性の中でも上位に入る身体。狩野は思わず会社に感謝する。

高校生の頃から女泣かせで名を馳せた狩野。そんな狩野は大した理由なく今の会社に入社した。面接に来た際に応対した女性。そしてオフィスにいた女性が綺麗だった。それが１番の理由だった。

入社１年目から狩野は同僚、先輩、上司、関係なく手を出した。なぜか社内には美しくスタイル抜群の女性が多かった。特に社長は顔で選んでいるわけではないのだが。

大きくない会社で多くの女性と関係を持つ。それは危険な行為だったが、狩野は気にしなかった。

「自分との関係をバラしたり、他の女性と争うことがあれば容赦なく捨てる。」

狩野はそう名言していた。狩野に抱かれた女性はもう一度抱いてほしくて、狩野との関係を秘密にする。互いに狩野に抱かれていると勘づいていても黙っていた。

こうして狩野は10歳上の女上司も、人妻の先輩も、キャリアウーマン然としたアラサー社員も、可愛い部下も、社内のほとんどの女性を抱いていた。

やがて、その中で特に綺麗だった同僚社員と結婚した。もちろん妻となった女性は狩野が他の社員との関係にも気づいていた。それでも狩野の妻となることを望んだのだ。

狩野が家に帰れば必ず抱いてもらえる。それが優越感をもたらしていた。

狩野はいつまでも結婚しないと周りが煩く、自由にさせてもらえる妻を求めた結果でしかなかった。ただただ女性を好き勝手にする人生。それが狩野という男である。