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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第33章 残業
「2人だけの時は役職じゃなくて、名前で呼ぶように言ったろ?」

「ンムっ…♡んぢゅるぅ…♡はぁっ…ん♡た…孝宏さぁ…ん。しゃ…シャワーを…。」

「んっ?シャワーよりまた抱かれたいって目をしてたけど…違ったかな…?それとも…2人でシャワーを浴びるかい?お湯も溜めておいたけど…?」

「んちゅぅ…♡あはぁ…♡じゃ…じゃあ…2人で行きませんか…?」

熱い接吻を交わしながら会話する2人。すっかり甘えた声を出す沙耶。それに応えるように再び狩野は沙耶を連れて浴室に逆戻りする。

浴室には大きな鏡が備え付けてある。沙耶はその鏡の前に立たされ、狩野によって身体を洗われる。

狩野の手が沙耶の身体のラインを探るようにそっと滑り落ちていく。唇は首筋から胸元へと熱い息を漏らし移動する。

「はぁっ…ん♡やぁ…ん♡くすぐったい…♡んふぅっ…ぅん♡」

時折吐息を漏らしながら沙耶は目を閉じて、快感に酔う。

『こういうの初めて…。気持ち良い…。』

今まで抱かれた2人の男は愛撫より挿入に重きを置いていた。こんな風にねっとりとした愛撫を初めて経験する沙耶は身も心も蕩けてしまいそうになる。

数年間、誰にも触られることがなかった身体はすぐに快感に酔い始める

そんな時に、不意に乳首を口に含まれ、甘噛みされた。

「…んくぅ…!!」

ビクッと身体を跳ねさせる沙耶。反響する声に思わず、目を見開いて口を両手で覆う。

「はぁっ…ん♡んひぃっっ…♡あ…あはぁ…♡」

ビンっと勃った胸の頂きを狩野の唇と舌で嬲られ、ぢゅるぅ…と吸われ、時折、甘噛みされる。その度に沙耶の身体を軽く跳ね、震えていた。自分の厭らしい声が木霊することで余計に羞恥心を煽られる。

『くぅっ…。声ぇ…出ちゃうぅ…♡恥ずかしいぃっ…。我慢するとぉ…余計おかしくぅ…。』

狩野はそんな沙耶の反応を楽しむように、強弱をつけた愛撫で胸を揉みしだきながら唇を肌に這わせる。声を上げれない焦れったさに感覚だけが敏感にされられていく。じゅわぁと秘部から愛液が溢れ流れるのを自覚する。

「洗ってきれいにしてるのに、また濡れてきてしまったな…。仕方ないな…。」

狩野の言葉に顔を真っ赤にして恥ずかしがる沙耶。その膝裏に手を添え、狩野は沙耶の片脚を持ち上げ、秘部を弄りやすいように開く。泡に塗れた陰毛を掻き分けるように狩野の指が沙耶の秘部を捉えた。
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