この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
奸計〜罠に堕ちた女達〜
第33章 残業
結局、沙耶は狩野の言葉に流され、明日まで一緒にいることを了承してしまう。これから狩野とどういう関係になるかわからない。ならばもう少しだけ楽しみたい…。そう考えたのも事実であった。

そして、それを見透かしたかのように狩野はこれからの話をし始める。

「月曜からは出来るだけ普通に接してほしい。社内ではね…?これからは私が沙耶を抱きたいと思ったり、沙耶が抱かれたいと思ったら、連絡先を交換するから、遠慮なく言ってほしい。可能な限り応じるから。」

「抱かれたいと思ったら…。思わなければ…?」

恐る恐る沙耶は尋ねる。それに対して狩野は軽く肩をすくめて言う。

「最初が最初だけに信じてもらえないかもしれないが、今の沙耶を無理やり抱こうとは思わない。明日でこの関係は終わりだ…。ただ…君が望めば香苗君の時のように社内でだって抱くさ…。」

平然と狩野は答える。沙耶が断るとは一切思っていない自信に満ち溢れている。そして、それは事実であった。

沙耶はもう狩野に抱かれないという選択肢を選ぶことはないと、自分でも確信に近い思いであった。

『こんな快楽…手放せるわけないよ…。奥さんがいても…。香苗先輩とも…他の女性とも関係を持ってても…。私を抱く時に私を見て…愛してくれれば…。』

沙耶は自分が泥沼に嵌り、闇に堕ちたことを自覚しながら、そう決意する。

そんな沙耶に狩野はさらに要求する。

「それから…私に抱かれたいのなら、ピルを服用してくれ…。私はコンドームは付けないし、基本中出しする。そのほうが沙耶も気持ち良くなれるから…。いいね…?」

「は…はい。わかりました。」

返事をした沙耶の瞳には強烈な欲情と決意の炎が宿る。その瞳に狩野は満足する。

『完全に堕ちたな…。これで社内の女性はほぼ私のもの…。これから楽しくなるな…。手始めに香苗と沙耶をいっぺんに抱くのも面白いな…。くくっ…。たまらないな…。』

狩野は内心で笑いが止まらない。沙耶もまだ知らないし、香苗も知らないが、狩野は社内の妙齢の女性を全員抱いている。

抱いていないのは事務の50代の女性1人だけ。後は30代の同僚から1番新入りの沙耶まで6人の女性と関係を持っている。

狩野にとって選り取り見取りの環境が出来上がっていた。これからは今は互いに知らない状態を、少しずつ変え、最終的には全員まとめて抱くことを考えていた。
/816ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ