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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第34章 透明化と時間停止
いくら目を見開いても、麻貴の目には天井しか映らない。

「ぐぼっ…!ングぅっぅゔゔっ…!んぢゅ…ぶぅゔゔっ!ンボぉおっ…!んググぅッ…!!」

何度も喉奥まで突き込まれ、あまりの苦しさに麻貴は相手の身体をタップする。そこで初めて自分に馬乗りする誰かの存在を認識する。

「……」

その誰かを認識した瞬間に再び麻貴の動きが止まる。

「ふぇっ…!?なっ、なんでっ!?いつの間にっ…!?」

次の瞬間、麻貴は自分の手が枕カバーで縛られているのに気がついた。

『まるで…時間が止まったかのように…?これは…?』

時間が止まり、その間に縛られたり、何かされているのではないかと考える麻貴。しかし、その思考は打ち切られる。

「……はっ?」

麻貴は思わず呟く。目の前に自分の下着が浮いているのだ。クシャッと握り潰されたようなピンクの下着。仰向けに寝かされた麻貴の真上に下着がある。

それが麻貴の口に突っ込んできた。

「むぐっ…!?ングぅっ…!?」

下着を口に詰め込まれた感覚。見えざる手が麻貴の口に下着を押し込んだと感じた。

次の瞬間、麻貴の瞳に信じられないものが映る。自分の口から伸びる腕。いつの間にか馬乗りになる全裸の男。

今までいなかった、見えることのなかった男の姿が露わになった。

「むぐぅゔゔぅっ…!?んぐぅゔゔっ…!?んぶぅっ…!」

『何あんたっ…!?いったい…どういうことっ…!?なんなのよぉっ…!』

下着を突っ込まれて、言葉にならない声を上げる麻貴。

現れた男は全く見た記憶がなかった。同年代くらいの若い男。それなりに整った顔立ち。ある程度鍛えていることがわかる肉体。そして、異様なほど猛々しくそそり勃つ剛棒。

『な…何よ…あれぇ…ぇっ…!?た…助けてぇ…誰か…。』

男のイキリ勃つ下半身と異様にギラギラした目つきに背筋も凍る思いの麻貴。

「驚いたか…?天野麻貴…?今からたっぷり可愛がってやるからな…?朝までたっぷりと…。』

「んぶぅっ…ぅゔゔっ…!?んググッぅ…。むぐぅっ…!」

『ふっ…ふざけないでっ…!だ…誰が…。あなたなんかに…!』

男の狙いが自分の身体だとわかり、激しい嫌悪に睨みつける麻貴。しかし、その後のことは予測できなかった。

「んボッぉおおっ…!?ングぅっぅゔゔっ…!!んぶゔゔぅっ…!!?」

気がつけば、麻貴は絶頂を迎えていた。
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