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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第34章 透明化と時間停止
「ここは人が少ないし…。場所も変えちゃおうかしら…。」

淫魔が呟き、指を鳴らす。すると2人は駅とそこから伸びる商店街を見下ろす空中にいた。2人の足下をたくさんの人が行き交う。時間も進んだようで、朝方だったのが、昼前くらいに日が高くなっている。

「あげた能力を使って、好みの娘を選びなさい…。そしてその娘を犯すの…。できるわよね…?」

妖しく笑う淫魔の問いに狩野は無言で頷く。その体は徐々に薄れ、見えなくなる。透明化したのだ。

「ふふっ…♡よくできてるわ…。下に下ろしてあげるわね…。」

淫魔には狩野がしっかり見えている。狩野をゆっくりと駅のロータリーに下ろしてやる。淫魔との行為で全裸になっていた狩野。しかし、空中から下りてきた全裸の狩野に対し、人々は何の反応も示さない。

道行く人々を観察し始めた狩野に淫魔の声が届く。

「私は一端姿を消すわ…。必要な時は貴方の傍にいるから…。じゃぁ…頑張ってたくさん犯しちゃってね…♡」

そう言って空中の淫魔が掻き消えた。残された狩野は再び行き交う人々を観察し始める。

狩野には今がいつで、ここがどこで、仕事はどうするかなど、全てどうでも良かった。頭の中には淫魔からの命令を遂行することしかない。

どうせブラックの会社で自殺まで考えていた身。今さらどうなろうと知ったことではない。

狩野は思考を行き交う人々に向ける。駅から出てくる人々。駅向かう人々。商店街で買い物する人々。その中にはスーツに身を包んだ女性。制服姿の女子高生。お腹や脚を大胆に見せたファッションの若い女性達。ラフな格好で買い物する若い主婦。たくさんの女性がいる。その中でターゲットになりそうな女性を探す。

『透明と時間停止。これをどう使えば…。』

狩野は自分に与えられた能力について、改めて考える。透明になることで、人々の意識は狩野には向かない。しかし、それだけである。狩野が何かすれば、見えなくとも何かあると人々に認識されてしまう。

抵抗されれば時間を止めて逃げるのは簡単だ。しかし、時間を止めたまま、動かない女性を犯しても面白くはない。

『やはり…尾行して、部屋の中で犯すのが1番か…。』

最初の行動を決める。他にもやりようはあるかもしれないが、初めはリスクを最小限に抑えたい。

『なら…主婦がいいか…?』

自宅に帰ったところに押し込んで襲う。
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