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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第34章 透明化と時間停止
狩野は商店街に目を向ける。しかし、40代と思しき女性ばかりいる。若い女性がいても狩野の好みには当てはまらない。狩野は気長に待つ。

全裸で大通りに仁王立ちする自分に爽快感さえ覚える狩野。じっと待ち続けること1時間。ようやく狩野の好みに合う女性が現れた。

茶髪のロングの髪を靡かせ、マキシワンピに身を包んだ若い女性。買い物帰りか、スーパーの袋を下げている。マキシワンピの胸は大きく盛り上がり、後ろ姿を見れば、括れた腰つきと大きめなお尻の形がよくわかる。

『あいつにするか…。家に誰もいないといいが…。』

そう思いながら、狩野は女性を尾行し始める。女性は歩いて、商店街を離れ、近くの住宅街へと入っていく。

歩くこと5分。女性は一軒家に入り、鍵を開け始める。これで狩野には女性が家に1人でいることを理解させた。

しかし、ここで狩野は思わぬミスをする。少し離れて尾行していたため、女性が玄関の扉を開け、中に入ると鍵を閉めてしまう。

『しまった…。ギリギリまで近くに行かないと入れないのか…。』

慌てて扉に近づく狩野だったが、すでに鍵は閉められてしまっていた。この時、ふと狩野の頭に能力の詳細が浮かぶ。

透明の能力は体を透明にするだけではない。対象に触れない限り、存在を悟らせない。それが透明化の能力であった。つまり、狩野の足音や息づかいは周りには一切聞こえず、たとえ狩野が手を叩いても聞こえない。そして狩野が触れているものにも同様の効果が及ぶ。仮に狩野が服を着ていても、服ごと透明化できるし、狩野が触れていれば女性を透明化させ、騒いでも周りに気づかれないようにもできるということであった。

淫魔によるものなのか、頭の中に解説が流れ、この透明化が狩野が思っていた以上の能力があることがわかった。

しかし、女性はすでに中に入ってしまって、時既に遅し。といった状態だ。仕方なく別の獲物を探そうかと、迷いながら、未練がましく女性の家を眺めていると、カラカラと音がして、女性が庭に出てくるのが見えた。

狩野は慎重に庭へ移動する。音が立たないとわかっていても、忍び足になりながら、下手に周りのものに触れないように気をつけながら、移動する。

女性は庭で洗濯物のタオルを干していた。しかも、縁側の窓を開けたまま。狩野は静かにその窓から中に侵入する。

一通り家の中を見ていくが、誰かがいる様子はない。
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