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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第34章 透明化と時間停止
一安心した狩野は勝手にソファに座り、女性が洗濯物を干し終わるのを待つ。

すでに狩野の股間は痛いほど膨らんでいる。淫魔に授けられた能力は2つだけだと言っていたが、性欲の持久力も向上させられているのではないかと思う。

仕事三昧で女性と性的行為をすることなど、この数年なかったが、大学時代は普通に付き合った女性もいた。その時は1日かけて、最高5回が限界だった。それも休憩を挟んでだ。それなのに今は淫魔と交わり合った時はたぶん20回以上射精している。

それなのに未だ元気な様子の下半身に、自分でも呆れてしまう。そんなことを考えていると、女性が洗濯カゴを抱えてリビングに戻ってくる。

プリプリとしたお尻を振りながら、狩野の前を通り過ぎる女性。狩野は後ろから女性に抱き着く。

「キャアッぁあっ…!?なっ…何っ!?だっ…誰なのっ…!?」

女性が驚き、大声を上げるが、狩野は気にしない。狩野が触れているものは透明化の能力を受けて、その音や声は狩野にしか聞こえないのだ。女性の家の前を通り過ぎる人がいるが、大声に反応しない。

さらに狩野が触れていても、女性には狩野の姿が見えない。狩野がイメージするだけで、狩野のみを透明化させたり、触れているものも透明化させたりと自由自在である。

今は狩野のみを透明化し、女性は透明化していない。ただ音や声だけ聞こえない状況。なので、傍から見れば、女性が1人無言で何かを振り払うように暴れる、異様な光景ではある。

『口を塞がなくていいから楽だな…。』

狩野は能力の利点を改めて感じる。女性を羽交い締めにするのも初めての経験で手こずる。これで口まで抑えろと言われても難しい。触れている限り、外にバレる心配がないのはありがたい。

大田響は混乱していた。洗濯物を干し終わり、リビングに戻ったら、誰かに腕を掴まれた。しかし、掴まれた腕を見ても、そこに誰の手も見えない。確かに掴まれている感触はあるのに。

響はチラリと窓を見る。響の右には道路に面した小さな窓がある。その道路を歩く人が見える。その瞬間、ゾワッと響は総毛立つ。

『誰かが胸を触ってる。』

ムニュりと胸を鷲掴みされる感触がきたのだ。しかし、やはり誰の手も見えない。それでも響は身の危険を感じ、窓に向かって、全力で叫ぶ。通り行く人が見える。

「だっ…誰かっ…!?助けてぇえっ…!!?嫌あぁっ…ぁあっ…!」
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