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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第35章 エアコン修理
智亜は無意識に一歩後退りながらも、平静を装い、言葉を紡ぐ。そうしないと、自分の想像が最悪な形で実現してしまいそうだから。

「こ…これで…。あっ…。お釣りは…。そ…うだ…。私ったら…お茶も出さずに…。暑かったでしょ…?今…冷たいお茶を…準備しますね…?」

多少まごつきながらも早口で言い、二人きりの寝室を抜け出そうと、作業員の横をすり抜けて、リビングに向かおうと考える。

しかし、動き出した智亜の腕をガッチリと掴んだ感覚が絶望をもたらす。

「奥さん…。そんなに焦らなくても大丈夫ですよ…?先ほど言った通り、時間はたっぷりありますから…。それに…お代はけっこうです…。代わりにいただきたいものがありますから…。」

智亜を逃さぬようにしっかりと掴んだ手の先で作業員の男が不敵に笑う。

「代わりに…?な…何を…?」

不安と恐怖のない交じる瞳で智亜は男を見る。それに対する男の返答はいっそのこと快活と言って良いほどだった。

「もちろん…奥さんの身体ですよ…?」

そう言って男は智亜の腕を強く引き、寝室のベッドに投げ倒す。

「キャアッっ…!?な…何をっ…!?ヒィっ!?」

智亜は仰向けにベッドに倒れ込みながら悲鳴を上げる。さらに抗議しようとした瞬間に男が智亜の上に覆い被さってきた。

「奥さぁ〜ん。あんなエロい姿見せつけておいて、何も無しで、帰れはヒドいですよ〜?せっかくなら楽しませて帰らせてくださいよ〜?」

男はニタニタ笑いながら、智亜を見下ろしてくる。

「あ…あれは…そんなつもりでじゃぁ…。や…やめてくださいっ!人っ!人呼びますよっ…!ぎゃぁッ!?」

「呼んでごらんなさい?奥さんの恥ずかしい姿を見てもらいますか?」

智亜のシャツが破かれ、花柄の落ち着いた感じのブラに包まれた豊かな胸が露わになっている。馬乗りになった男がシャツを引きちぎったのだ。

「いや〜、やっぱり胸デカいっすね〜。さっきのノーブラ状態でも思いましたけど、エロすぎでしょう、この胸。」

男の指がツンツンと柔らかな智亜の胸をつつく。

「やっ…やめてっ!!ほ…本当に…警察呼びますよっ!」

キッと智亜は上に乗る男を睨む。

「どうぞ〜。その前に奥さんにぶち込んであげるから。どっちが早いかな〜?奥さんが警察呼ぶか、俺が奥さんを犯すか。」

男は余裕の表情で応える。
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