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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第8章 隣人
「はぁっ…。何なの、いったい…。」

部屋の中に戻り、盛大にため息をつく由衣。まさか話しかけてくるなんて思ってもみなかった。しかも、オナニーの声を聞かれ、さらには欲求不満なら相手をしてやるなんて提案をしてくるなんて…。

由衣はベッドに潜り込むと、今あったことを振り払うように目を閉じ、眠りにつく。

次の日も男は隣を訪れているようで、深夜に女性が上げる声が聞こえてくる。

(あひぃぃっん!孝宏君…。しゅごいぃっ!もっとしてぇっ!んひぃっっ!もう病みつきになっちゃうっ!毎日、私を犯してぇっ!?んほぉっっ!?)

あられもない女性の声に由衣の身体もついつい反応してしまう。じゅんっと身体の芯が熱く疼く。しかし、またオナニーの声を聞かれてしまったらと考えると、オナニーができない。その日から一週間、毎日のように男は隣を訪れ、隣から声が聞こえてくるようになる。

合わせて由衣の欲求不満も限界にまで達していた。

『あんなふうに声を上げるなんてどれだけ気持ち良いんだろ?しかも2時間以上しちゃうなんて…。ごくりっ…。』

別れた彼氏は1回するとすぐ寝てしまっていた。彼氏との行為は気持ち良く、いったことも何度もあるが、満足するほどかと聞かれたら由衣は違うと答えるだろう。由衣は大学生で自分で大人のおもちゃを買ってしまうほど、性欲を持て余していたのだ。由衣はついに決心する。

由衣はそっと部屋からベランダへと出る。先ほど隣の行為が終わったばかりだ。由衣はぼんやりと外を眺めていると、隣からカラカラと扉を開ける音がして、誰かが出てくる気配がする。

由衣は壁をノックするか何度も躊躇う。隣にいるのがどんな男かもわからない。顔も知らないのだ。しかし、その恐怖より快感を求める欲求不満のほうが勝る。

トントン

由衣は震える手で壁をノックする。すると…。

「ようやく来たね?一週間も我慢してたんだ?今からそっちの部屋行くから入れてね?」

再びカラカラと扉を開ける音がして人の気配が消える。由衣は慌てて自分も部屋に戻り、急ぎ玄関へ向かう。玄関のドアの前でドキドキしながら、待っていると、コンコンと静かにドアがノックされる。覗き穴から外を確認すると、細めの真面目そうな男が立っている。由衣は静かにドアを開ける。

「やあ、お招きありがとう。」

男がにやりと笑う。由衣の快楽の日々がこの時から始まる。
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