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第35章 エアコン修理

そして、紗奈と智亜には狩野が何故その３人の名前を挙げたかが、すぐに理解できた。

飯田志穂。21歳。智亜の一つ下の階に住む飯田家の長女。マンションの実家から大学に通う女性。おっとりとした雰囲気が滲み出る可愛いらしさと綺麗さのバランスが良く、スタイルも良い。

そして、中村真由。34歳。おっとりとした雰囲気を持つ智亜の一つ上の階に住む既婚女性。子どもはおらず、夫も単身赴任中で、悠々自適な暮らしを謳歌している。かなりアクティブで趣味に邁進するキリッとした顔立ちの美人である。

さらに松嶋陽子。28歳。紗奈達の一つ下に住む女性だ。両親が田舎に戻るのをきっかけにマンションで一人暮らしをしている。何かのデザイナーをしているそうで、仕事もマンションでしており、毎日家にいるようだ。
何より特筆すべきはそのスタイル。Gカップある大きな胸と、むっちりとしたお尻。欧米の血を引いており、顔立ちもスタイルも異国情緒溢れるものである。

つまり、狩野は紗奈、柚菜、智亜だけに飽き足らず、志穂、真由、陽子にまで手を出そうとしているのだ。

紗奈と智亜は何と答えようか逡巡する。要は紗奈達に３人を犯す手伝いをしろと暗に仄めかしているのだ。さすがに躊躇いが出る。

さらに、３人を加えれば、自分達が可愛がってもらえる頻度が減る。

迷いに迷いつつも、智亜が最初に答えた。

「す…少し…お時間をください…。出来るだけ早く３人を連れて来ますから…。」

智亜の答えに驚きの表情をする紗奈。しかし、紗奈も結局同じ答えを出す。

「こ…今回は…チームを代表して…３人で来ました…。社長の都合がつけばすぐに他の者も連れて来ますので…。」

智亜はすでに夫を嵌めて、マンションから追い出すことまでしている。今更聖人君子のふりをしても仕方がない。自分の欲求に素直になると決めていた。

紗奈もまた、狩野無しの生活など今は考えられない。特に娘の柚菜は異常なほど狩野に依存しており、協力せずに２人して狩野から捨てられたら、柚菜は命を絶つかもしれない。そこまで思考がいっていた。

前向きに考えれば、狩野の性欲の強さに合わせると、日常生活に支障が出るくらいなのだ。その欲求を分散させる手立てを探していたところでもあった。

６人になれば一人一人の負担が減る。そのほうが良いと紗奈も智亜も結論づける。

完全に悪魔に魂を売ってしまった。