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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第37章 万引き2〜書店の罠〜
何よりも特筆すべきなのはそのスタイルだろう。

優愛が着ている夏服のシャツを押し上げる胸の膨らみ。それはどんな男でも欲情してしまうような大きな膨らみであった。さらに短いスカートからはむっちりとした健康的な脚が長く伸び、太ももを露わにしている。

「約束って言うなら俺のほうが先約だろう?俺の呼び出しにはいつでも応じるって言ったんだからな?」

狩野がそう言うと優愛は悔しそうに俯く。狩野はその身体を遠慮なく抱き締め、胸やお尻を撫で回す。どう考えても恋人同士とは思えない2人だが、店の中で卑猥な行為に及ぶ狩野に文句も言わない優愛。

『また…抱かれちゃう…。』

優愛は絶望に苛まれながらも、すでにピクピク狩野の手の動きに反応する自分の身体を恨めしく思う。

狩野の行為を受け入れて、早、数ヶ月。優愛の身体はすっかり狩野の思うがままになっていた。

すぐに優愛の秘部は濡れ始め、狩野のモノを受け入れる準備が整う。そして、狩野はそれを確かめると、ズボンを下ろし、優愛をカウンターに手をつかせ、後ろからゴムも付けずに挿入する。

「んはぁっ…♡あはぁっ…ん♡いやぁ…ぁん!いきなりぃっ…!?んひぃっっ…♡」

優愛は口では文句を言いつつも、気持ち良さそうに自ら腰を動かし始める。

『くぅ…ん♡やっぱりぃっ…気持ち良いっ!なんで…こんなに気持ち良いのぉ…♡』

内心で戸惑う優愛。何度抱かれても飽きないくらいの快感が優愛を蝕む。

優愛がこんな風になってしまったのは、遡ること半年前のことだった。

――――――――――――――――――――――

『ヤバっ…!今日、GALsの発売日だった!でもお金ギリギリなんだな…。どうしよ…。』

優愛は下校時にギャル専門のファッション雑誌の発売日が今日だったことを思い出し、悩み始める。あまり裕福とは言えない家庭。友人との遊ぶお金も必要でなんとかやりくりしているのだ。たとえ1000円ほどの雑誌でも優愛にとっては痛い出費なのだ。

ギャルをやめれば使う必要がないお金だが、片親の家庭に育ち、自分の居場所を確保するためには、ギャルというポジションが優愛にとって必要だった。

ギャルでいれば否が応でも周りが寄ってきてくれる。周りがチヤホヤしてくれる。それは優愛にとって1番の居場所になっていた。

悩んでいるのはそのギャルのための雑誌。明日学校で皆に見せたい。
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