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奸計〜罠に堕ちた女達〜
第41章 枕営業
「ちなみに最初の契約書にサインした場合はどうなってましたか…?」

「んっ…?ああ…その時は適当に抱いて、適当に一曲くらい提供して終わりかな…。見た目が良ければ体の良いセフレくらいにしたかもな…。」

投げやりな感じで言う狩野。狩野なら実際にやりかねない。そう里依紗は感じた。

そして、里依紗は自分が最大の局面で正しい選択が出来たと悟る。自分は選ばれたと。こうして2人は互いに書類にサインを果たした。

里依紗にとって、これで自分の望む未来がほぼ確定した。後は今から狩野にされることを乗り越えるだけ。それに関しては知識が圧倒的に不足しており、一抹の不安が残る。

里依紗はわからないなら聞くしかないと開き直る。

「それで…。今からどんなプレイをお望みですか?ご主人様?」

若干、慣れない羞恥心を滲ませながらも問いかける里依紗に狩野は暫し考え込む。

「そうだな…。里依紗に経験があれば、せっかくのメイド服だから、ご奉仕してもらおうと思ったのだが…。」

狩野の言葉にシュンとして、俯く里依紗。

「申し訳ありません…。その手の知識がないので…無理かと…。頑張ってはみますけど…。」

すでに契約書にサインし、約束が反故される心配はなくとも、狩野の機嫌を取るくらいはしないとと考え、落ち込む里依紗。

そこに狩野が思いついたように言う。

「なら…。ちょっと無理やり感はあるが、ミスしたメイドにお仕置きするってテイストのほうが良いか…?それなら、里依紗も私の指示に従うだけでいいし、雰囲気も出やすいだろう?」

「あっ…、それなら何とか…。精一杯頑張ります…。」

里依紗はある種、脅迫されて自分の処女を奪われようとしているのに、健気に返事をする。しかし、傍から見れば、権力を使って枕営業を強引にさせようとしてるようだが、里依紗にとっては対等な契約でしかない。里依紗はあくまでこの状況を拒否することもできた。

マネージャーに聞くと、狩野に会ってから臆して、逃げ帰って来た女性も多いと言う。ただし、その女性達は売れずに業界を去ったとも。狩野は去った女性に対して圧力をかけることもない。逃げられたということは、同時に狩野が売れないと判断したということでもあるのだ。

いずれ捨て去ることになる初体験。ならば今、捨てても惜しくはない。惜しいどころか、大収穫を得られるのだから。だからこその丁寧さだ。
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